リアルマインド・ナビゲーターの光汰郎です。
スピリチュアルな学びは様々ありますが、
『過去でもなく未来でもなく今だけを見なさい』とよく言われますよね。
今、目の前にあるもの、
今、この瞬間……
この先の自分が、
今起きていることがどうなっていくのか、
不安になっても良いことは一つもないってことは、スピリチュアルな学びを続ける人にとって当然わかっているつもりです。
しかし、実際に生活が混乱している最中でそれを実践することほど難しいものはありません。
24時間マインドフルネスでいられたらいいですが、まず無理です。笑
スピリチュアルな学びの一つ一つは、
実体験の中で、毎日の生活の中で実践できた時、初めて「わかった!」ってことになります。
聞いているだけで理解できるもの、成長できることはほとんどありません。
もちろん暗記も役には立ちません。だから霊的進歩の学びは大変なのです。
「過去を振り返るな」
「未来を心配するな」
そうはいっても、見たくもないものが次から次にやってくるように感じる時はなおさら困難です。
そんなとき僕は【今ここ】を見るとき、こんなふうに見るようにしています。
【今ここ】で見ているものを過去に起きた出来事のように見るのです。
遠い思い出を振り返るような感覚で、今、目前で起きていることを見るのです。
ほんの数秒でいいんです。
【今ここ】で起きていることを見ながら心の中で「懐かしいな」と呟いてみる。
今リアルタイムで進行していることなのに、懐かしく振り返ってみる。
そして、ちょっと微笑んでみる。
ほんの短い時間、未来の自分目線で “今” を見る。
そうすることで、ほんの短い時間、未来の自分とシンクロできることがあります。
「いろいろ大変だったけど、どうにかなった」
「心配したけど最後には上手くいった」
「結局、無事に終わった」
「最悪の自体だけは免れてよかった」
こんなふうに振り返る未来の自分がいるとすれば、
ハードランディングした未来ではなく、
無事にソフトランディングできた未来にいることが前提です。
過去を懐かしく振り返るときは、
「なんだかんだあっだけど今となっては良い思い出」と思えるようになったときです。
辛い思い出しかなかったら懐かしく振り返る気にはならないはずです。
あなたも僕も様々なストーリーの並行生を同時に体験しています。
それぞれのストーリーの人生が同時進行しています。
その中に結末がハードランディングした並行生もあれば、
ソフトランディングできた並行生もあるのです。
すべての時間はすでにつくられています。
私たちは時間を今ここでつくっているような錯覚をしていますが、
本当はすでにつくられた様々な時間を、瞬間瞬間選び直すことで違う時間の流れ(ストーリー)を経験しているのです。
『自分はすでにソフトランディングできた未来にいる』
そういうつもりで【今ここ】を見るクセをつけると、
だんだんその未来にいる自分との繋がりが濃くなっていきます。
だんだんそっちの未来に引っ張られていくのです。
繋がりが濃くなるにつれ、未来にいる自分自身からメッセージが届くようにもなります。
有名な『ウォーキング・デッド』というドラマがありますよね。
僕は基本的にゾンビものはバカバカしくて好きじゃなく、長いことこのドラマを見る気にはなれませんでした。
しかし、なぜだか新型コロナの騒動が始まる数ヶ月前からこのドラマのことがやけに気になりだして、貪るようにシーズン1から見はじめたのです。
『ウォーキング・デッド』と新型コロナは内容は同じではありませんが、得体の知れない感染症があっというまに世界を飲み込んでしまうところは同じです。
僕はどうしてコロナが始まる前にこのドラマにハマりだしたのか、その時はわからなかったのですが、今はわかる気がします。
このドラマを僕に見るように促したのは、未来の自分ではないかと。
未来の自分が伝えたかったことは何でしょうか。
「これからこれと似たような事態になる。だから警戒しろ!」という警告でしょうか。
違います。
このメッセージは、コロナ騒動そのものを回避させることが目的ではないと思います。
僕がこのドラマを見始めた時は、すでに僕がこの騒動を体験することは避けられないことになっていたはずです。
ウィルスは世界中に拡散しています。
どこで誰が感染しても不思議じゃない世界で逃げ場所なんてありません。
メッセージはそういう単純な解釈にあるのではなく、
この『ウォーキング・デッド』があくまでもドラマであるってことに意味があるのです。
「これから大変なことを経験するよ」
「でもこれがドラマであるように、これから起きることも全部お芝居だよ」
そういうことです。
私たちは本当はここにいません。
本当は形も違いもない一つの存在として生きているのに、
“この地球で生きている”という夢を見ているだけです。
すべては分離している。
すべては自分の敵になることがある。
そういう間違った信念をもとにした夢をマインドの中で見ているのです。
「目の前のことはドラマだよ。みんな役者だよ。みんな自分が演じていることに気づいていないだけだよ」
「シナリオがあるんだよ」
「ストーリーは途中で変更できるんだよ」
「本当は誰もここにはいないんだよ」
「本当はみんな完全で安全な場所にいるんだよ」
過去を見るように今を見るとき、特別な時間や方法は必要ありません。
「懐かしい」という気持ちを込めて【今ここ】を見つめながら、未来の自分に質問してみるのもいいでしょう。
最終的にソフトランディングできた自分とシンクロして、
「結局あの時どんなふうにして解決できたんだっけ?」
と尋ねてみる。
仕事のことでも、金銭問題でも、人間関係でも、感染予防の方法でもいい。
「どうやって乗り越えたんだっけ?」
と未来の自分にそっと聞いてみる。
くれぐれも「今、どうしたらいいの?」とは聞かないでくださいね。
それは問題を解決できた自分ではなく、
解決できなかった自分とつながるだけなので。
「どうしたら?」
ではなく、
過去形で、
「どうしたんだっけ?」
がコツです。
質問するのはあなたですが、答えるのもあなた自身なのです。
答えは返ってこないことが多いですが返ってくることもあるのです。
返ってくるものは短い言葉かもしれない。
一瞬、何かのイメージが横切るかもしれない。
そういう未来の自分との繋がりを、
日常の中でちょっとずつ増やしていってください。
答えが返ってくる時、未来の自分は無意識下で答えています。
【今ここ】にいるあなただって、
今この瞬間も、過去の自分と無意識につながって、過去の自分にメッセージを送っていたりするんですよ。
昨日のあなたに向かって、
数ヶ月前のあなたに向かって、
一年前のあなたに向かって、
無意識に過去のあなたにメッセージを送っているのです。
【今ここ】にいるあなたから送られた言葉やイメージを、
過去のあなたは素直に受け取ることもあれば、頭ごなしに否定したりもします。笑
愛を込めて過去の自分にメッセージを伝えてください!
愛を込めて未来の自分にメッセージを求めてください!
過去の自分と未来の自分は【今ここの自分】と同時に生きているのです。
さまざまな瞬間を生きるあなたが、どうか幸せでありますように!