明星輪寺・金生山化石館【大垣市】 | 第六天魔王の天下統一記

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第六天魔王(織田信長)になったつもりで史跡を中心に巡る小旅行記です( ̄∇ ̄*)ゞ

大垣市赤坂町、赤坂宿の北の金生山山頂付近に明星輪寺。

入口に木に隠れてますが「日本三尊佛随一」とあります。
伊勢朝熊山の朝虚空蔵、
京都嵯峨野の昼虚空蔵、
そして明星輪寺の宵虚空蔵。

本尊はその虚空蔵菩薩。
なので「こくぞうさん」とも呼ばれます。
途中の道案内もそちらで書かれてた所も。
すれ違えない所もあり要注意(^^;

左の標柱と案内板は「金生山の陸貝と生息地」
金生山固有のカタツムリが居るらしいく県の天然記念物に。
ヒメボタルも市の天然記念物。

奥に進むと仁王門。手前に駐車場。


右に阿形。


左に吽形。

鎌倉初期の物で県の重文。

参道の突当りの地蔵堂に国重文の地蔵菩薩(平安期)もあったらしい( ̄▽ ̄;)
地蔵堂の前に「本堂は前の坂を下った奥です」と標示があったので先を急いでしまった(^^;

その本堂。

本堂内に岩屋があり、
その中にこくぞうさん。
暗くて良く分かりませんでした(^^;

役小角が開山し(686年)、
虚空蔵菩薩も小角が彫ったものと言われます。

今の本堂は大垣藩第10代藩主・戸田氏彬が再建(1863年・市重文)
それで本堂が文化遺産カードになってます(^^)


対象の三ヶ所の写真撮ったので配付場所へ。
明星輪寺に登る途中にあった金生山化石館。


金生山(かなぶやま・通称きんしょうざん)は石灰岩・大理石の産出地。

岡山から見た金生山。

かなり掘られてますよね( ̄▽ ̄;)
江戸時代から採掘されてます。

19世紀末、石灰岩の加工品からドイツの古生物学者が化石を発見。
その後沢山の化石が発掘されて化石の山として世界的にも有名に(* ̄∇ ̄)ノ
日本の古生物学発祥地と言われます。

その発掘された化石を展示してるのが化石館。

化石と言っても恐竜とかではなく、
恐竜が現れる前の古生代ペルム期の物。
1つの大きなパンゲア大陸だった頃です。


(Wikipediaより)

金生山は赤道直下の珊瑚礁でした。
その後の大陸移動で北へ。
隆起して出来たのが金生山だそう。

こう言った話も私一人だったのでマンツーマンで教えてもらえました(^^)

なので貝類にサンゴ、ウミユリとか。
中でもウミユリの太さは世界でも有数とか熱弁されてました。

パンフより。

フズリナ(有孔虫)は日本の名前が付いたのもあります。

大垣城の石垣に化石があるのも、
金生山の石灰岩を使ってるから(^^)

何とか城に繋がった( ̄▽ ̄;)笑

化石館の前から大垣方面。

矢印の辺りに大垣城。

麓には矢橋大理石。
赤坂宿の矢橋家の一族。

貰った文化遺産カード。

明星輪寺本堂・矢橋家住宅・お茶屋屋敷跡
お茶屋屋敷跡は入口とかじゃなくボタン園ですね(^^;

文化遺産カードのお陰で変わった所にも行く機会が出来てます(*´∀`)♪


明星輪寺は手前に、金生山化石館は道向かいに駐車場。


次もカードを貰いつつ中山道を下ります。