受難節コンサート2019 マタイ受難曲
第132回BOJ定期演奏会
2019年4月21日(聖金曜日)18時半開演 @ 東京オペラシティ

J. S. バッハ/《マタイ受難曲》 BWV 244

指揮:鈴木 雅明
エヴァンゲリスト(テノール): 櫻田 亮
ソプラノ: キャロリン・サンプソン、松井 亜希
アルト: ダミアン・ギヨン、クリント・ファン・デア・リンデ
テノール:ザッカリー・ワイルダー
バス: クリスティアン・イムラー、加耒 徹

合唱・管弦楽:バッハ・コレギウム・ジャパン
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私にとって3回目となった聖金曜日のバッハ・コレギウム・ジャパンによるマタイ受難曲の演奏会。前回はとても感動したとの記事を書きましたが、今回は異なりました。冒頭の合唱が始まってもワクワク感が湧き上がってきません。第2部冒頭の冒頭のオケも同じ。イエスの死に向かって演奏は激しく盛り上がりますが、私には単調に聞こえました。桜田さんも今まで以上に激しいエヴァンゲリストだったような。
その後の「十字架降架と埋葬」、「哀悼と安息」になっても穏やかな気持ちになれなかった。合唱の人数が少ないせいか声の張り上げ(?)が気になったせいかもしれません。ゆったりした演奏に身を浸したい、、、そんな気持ちになった演奏会でした
(演奏はとても立派な演奏だったのであくまでも個人の感じ方です)。

今回は開管のパイプによる特注の可搬出来るオルガンを使用した演奏と言うのがポイントとの解説がありました。細かいことは分かりませんが開管のパイプだと自然界に存在する自然倍音律が全て聞こえるとの事(ちなみに閉管のパイプでは偶数倍音が消えてしまうとの事)。演奏会が始まる前から何となく良い音がするような気がしてきました!(^^)!
実際の演奏でも今まで以上にオルガンが前に出て活躍しているように思えました、、、

今回20年ぶりにマタイ受難曲を再録音するとの事。新しいオルガンも再録音で聴くことができるようです。