グスターボ・ドゥダメル指揮ロサンゼルス・フィルハーモニック
〈創立100周年記念ツアー〉

2019年3月22日(金) 19:00 開演 @ サントリーホール

マーラー:交響曲第9番 ニ長調

指揮:グスターボ・ドゥダメル
ロサンゼルス・フィルハーモニック
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数年ぶりにドゥダメル、ロスフィルのマーラーの演奏会を聴きました。前回はハンマーの真後ろで聴いた6番。振り下ろされるハンマーにの衝撃を間近で受け止めた経験は今でも思い出されます。

前回の演奏は覚えていませんが、今回の9番は純粋に譜面を再現することに徹しているように思えました。いかにもドゥダメルとアメリカのオケと言う印象。あっさりと進むので「ここはもっと思い入れを、、、」等など思いが頭をよぎりましたが、このオケの素晴らしい響きを堪能しました。前回は分からなかったのですが自分が思っていた以上に素晴らしいオケでした。明るい軽めでスマートな響きは、以前同じ2階センター最後部席で聴いたシカゴ響の耳をつんざくような響きと全く異なり同じアメリカのオケなのにその違いがとても興味深かったです。
肝の4楽章、聴いているときはそれほど感動しなかったのですが、演奏終了後のドゥダメルとオケに拍手をしているうちに「良い演奏だったなぁ」と言う気持ちが自然に湧いてきた演奏会でした。

ドゥダメルの術中に嵌ったのか(#^.^#) オケに紛れて挨拶をするドゥダメル、指揮台の上で観客を睨め回すティーレマン、お二方は両極端(笑)

演奏会に全く関係ないですが、ブルーレイで観たボストン響の小澤征爾との最後の演奏会の9番は感動的だったなあと演奏会の後 急に頭に浮かんできました。