2018年12月17日(月) 19:00 開演 @ サントリーホール

ベルリオーズ:オペラ『トロイアの人々』より「王の狩りと嵐」
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.61
(ヴァイオリン アンコール)
クルターク:ヴァイオリンのためのサイン、ゲーム、メッセージ ―ジョン・ケージへのオマージュ より Doloroso

ベートーヴェン:交響曲第6番 ヘ長調 Op.68 「田園」
(アンコール)
ベートーヴェン:序曲『コリオラン』


ヴァイオリン:イザベル・ファウスト
指揮:ダニエル・ハーディング
パリ管弦楽団
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今シーズンのカジモトセット券の最終公演でした。
ベートーヴェンの2曲だけだと思っていたのでステージ一杯に埋まったオケにびっくりしていたらベルリオーズが始まりました。ティンパニ 3セットは興味深かったですが曲自体はあまり印象に残っていません。

ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲は冒頭から激しい切込みのオケや貧血気味(?)に聞こえるファウストのヴァイオリン等々、私の感性に一番遠いベートーヴェンでした。ブラームスの協奏曲のCDから危惧していた事がベートーヴェンでも繰り広げられたのでちょっとがっかり。

前半の演奏から期待しなかった「田園」は予想外に面白い演奏でした。聴いているうちに幻想交響曲風の「田園」だなあ等とおかしな連想に嵌っていました"(-""-)"
1808年に作曲された「田園」と1830年作曲の「幻想交響曲」が関係ないはずなので、こんな事を思った理由は自分でもわかりません。長時間の演奏の後にも関わらずアンコールでエネルギッシュなコリオランを繰り広げたハーディングとパリ管に圧倒されました。
ハーディングとパリ管の独特なベートーヴェンに感動できませんでしたが、いろいろな発見を楽しめた演奏会でした。

今年は今夜が最後の演奏会となりました。来年のセット券の案内も来ていますが、来年は購入しないつもり。本当に聴きたい演奏会に限ってチケットを購入した方が結果的にもっと満足できるような気がしているからです((+_+))