バッハ・コレギウム・ジャパン
第126回定期演奏会「ヨハネ受難曲」
[曲目]
・J.S.バッハ:ヨハネ受難曲 BWV245
鈴木優人(Cond)
松井亜希(Sop)
ロビン・ブレイズ(Alt)
ハンス・イェルク・マンメル(テノール[エヴァンゲリスト])
ザッカリー・ワイルダー(Ten)
加耒徹(バス[イエス])
ドミニク・ヴェルナー(Bas)
バッハ・コレギウム・ジャパン(合唱と管弦楽)
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BOJのヨハネ受難曲の演奏会に行きました。今回の指揮者はBOJ
音楽監督の鈴木雅明氏のご子息。いつもの演奏会ではオルガンやチェンバロを弾いている方です。
私にとってマタイやロ短調ミサに比べて聴く機会が少ないヨハネですが優人氏のヨハネは聴きやすかったです。雅明氏の峻厳、強直なバッハに比べてより闊達で柔軟性に富んだ演奏に聞こえたのは気のせいでしょうか。個人的にはとても馴染みやすいヨハネ受難曲でした。
BOJ演奏会の常連独唱者で小柄な加耒徹のイエスが印象に残っています。初めて聴いたハンス・イェルク・マンメルのエヴァンゲリストもわかりやすい。
曲のせいもあるかもしれませんが、昨年4月に雅明氏のマタイを聴いた時よりも満足感に満たされた演奏会でした。
これでBOJのマタイ、ヨハネ、ロ短調ミサを聴いたことになりました。