ガッティ・ロイヤルコンセルトヘボウ管演奏会
2017年11月19日(月)19時開演 @ サントリーホール
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 op.61
(アンコール)J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番より「アレグロ」
ブラームス:交響曲第1番 ハ短調 op.68
指揮:ダニエレ・ガッティ
ヴァイオリン:フランク・ペーター・ツィンマーマン
ロイヤルコンセルトヘボウ管
======================================================約一週間の間にブラームス、メンデルスゾーン、ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲の超一流の演奏を聴けるとは11月の演奏会は恵まれすぎ!(^^)!
昨夜のベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲はツィンマーマンの太目で艶やかなヴァイオリンに酔いしれました。冒頭のトゥッティの部分から第一ヴァイオリンのパートを弾きだすツィンマーマン。やる気(弾く気?)満々でした。 ガッティの解釈なのかメリハリを効かせたオケに好みが分かれると思いますが、ホールに響き渡る美音でメロディを奏でるツィンマーマンのヴァイオリン。感激です。
昨夜のカデンツァは誰のカデンツァなのでしょう。特に3楽章は長めのカデンツァは初めて聴いた気がします。プログラムやアンコール曲を掲示するボードにカデンツァに関する記載が無くとても残念(>_<)
アンコールの「アレグロ」の高い集中力と超絶技巧には単なるアンコールとは思えない素晴らしさで協奏曲以上に感銘を受けました。
後半はブラームスの交響曲1番。オペラを指揮するガッティは聴いたことがありますが、オケとの共演は初めてです。昨夜は凄い力演でした。全曲を通して全力投球のガッティとそれをそのまま音にできる高い能力を持った高機能オケ。予想外(??)に素晴らしかったエッシェンバッハ、N響のブラ1の方が個人的には好みにあいましたが、常に全力投球でエネルギッシュにまい進するガッティのブラ1を楽しみました。
ところでコンセルトヘボウ管の来日公演を聴くのはヤンソンスのマーラー3番以来だと思います。他の外来オケとの来日公演と重なりコンセルトヘボウ管はパスすることが続いていました。昔より音が派手になったように感じましたが、毎回コンセルトヘボウ管の来日公演を聴いているお友達の話では変わっていないとの事。私の記憶が怪しいようです(-"-;A