バッハ・コレギウム・ジャパン第115回定期演奏会
2015年11月21日(土)15時開演 @ 東京オペラシティ


モーツァルト
・《雀のミサ》 K220
・モテット《エクスルターテ・ユビラーテ》 K165

・ミサ曲 ハ短調 K427

鈴木雅明(Cond)
キャロリン・サンプソン(Sop)
オリヴィア・フェアミューレン(Sop/Alt)
櫻田 亮(Ten)
クリスティアン・イムラー(Bas)
バッハ・コレギウム・ジャパン(合唱と管弦楽)
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音楽関係でいつもお世話になっている方から

チケットを譲っていただいたBCJのモーツァルトの

演奏会。

どの曲も演奏会で聴くのは初めてです。


やはりメインのミサ曲ハ短調が素晴らしい出来

でした。未完の部分はバイヤーの補筆を採用した

との事。モーツァルトがスケッチも何も残して

いないアニュス・デイは演奏されませんでした。

鈴木雅明が指揮をするモーツァルトはCDも含めて

初めてです。私の先入観のせいかももあるかも

しれませんがバッハを聴いている気持ちに

なりました。

合唱の部分はとても激しく独唱の部分はかなり

ロマンチックに演奏されてその対比がとても興味

深かったです。

女声のサンプソンとフェアミューレンのヴィブラートが

少なめで良く通る声で聞き惚れました。

バスのイムラーは出番がサンクトゥスでチョコット歌う

だけで座りっぱなしだったのがお気の毒!(^^)!

《雀のミサ》で感じた古楽器オケの音の響きの薄さも

全く感じられなきなっていました。


《エクスルターテ・ユビラーテ》は《踊れ、喜べ、幸いなる

魂よ》と言う名前で聴いていた曲です。ソプラノの

サンプソンは暗譜で歌いました。ここでもサンプソンの

美声に酔いしれました。


3連休の初日午後と言う時間帯にもかかわらず満席に

近い状況。曲間の雑音も少なめで気持ちの良い演奏会

でした。

ハーヴァード大学、音楽学のクリストフ・ヴォルフの解説、

鈴木雅明の制作ノート、ソプラノのサンプソンの

インタビューなど読みがいのあるプログラムで久しぶりに

きちんと読みました(^_^.)