NHK交響楽団第1815回定期公演

日時2015年9月17日(木) 19:00 開演 @サントリーホール


ベートーヴェン: 交響曲第1番 ハ長調 op.21
         : 交響曲第3番 変ホ長調 op.55「英雄」


ヘルベルト・ブロムシュテット
NHK交響楽団
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N響2015-2016シーズン最初の演奏会でした。2年間維持した

LA席を今回は2階センター付近2列目に変更したので

期待と不安が入り混じった気持ちで席に着きました。

昨夜に限って言えば周りのお客さまも静かに音楽を

楽しむ方ばかりだったのでホッとしました。


第1ヴァイオリンでベテランの方が後方に下がり同じプルトで

若手を教育しているようにも見受けられましたが弦楽器セクション

の若返りを図っているのでしょうか。

”マロ”コンマスが非常に張り切ってオケをリードしていたのが

印象的。オケもいつもより積極的な反応をしていたと思います。


昨夜の演奏会は感心はしたものの感動には至らなかった

事が少し心残りでした。


1番は3楽章あたりから演奏に熱が入ってきてなかなかの

演奏。後半の「英雄」も揺れのほとんどない早めのテンポで

一貫した演奏。基本的には2010年4月のN響定期で聴いた
「英雄」と同じような気がしました
http://ameblo.jp/kotapipakesuie/entry-10510283047.html

ただし、早めながらもダイナミックの幅は前回より遥かに

大きかったと思います。

2010年以降、ブロムシュテットを聴く回数が増えて私の聴き方も

変化した事してきたことは確かです。


聴き手を翻弄するくらいの大きなうねりで会場を沸かせた

昨シーズンのチャイコフスキーの4番の感動の再来は

ありませんでした。