「英雄」 ウィーンフィル、1944年12月19-20日
「レオノーレ序曲3番」 ウィーンフィル、1950年8月22日
ブラームス:交響曲第1番 北ドイツ放響、1951年10月27日
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ターラの「フルトヴェングラー名演集」をポチポチ聴いています。
年齢のわりにフルトヴェングラーの録音はあまり聴いていません(-_-;)
とても興味深く聴いています。
「ウラニアの英雄」として名高いフルトヴェングラーの「英雄」から
聴きました。オリジナルで問題とされたピッチの修正も施されて
いるとの事ですが思ったより聴き易いLPでした。
「荒れ狂った演奏」と言われていることがが良くわかりました。
ティーレマンの原型がこの辺にあるような気もしています。
レオノーレ序曲3番はザルツブルグ音楽祭のフィデリオ全曲
からの抜粋なので冒頭に拍手が入っているのに驚かされます。
録音も少し頼りない感じですが、いかにもオペラらしい雰囲気が
感じられます。ザルツブルグ音楽祭で熱演するウィーンフィルの
熱演が感じられて何か懐かしい気持ちになりました。
最後は北ドイツ放響とのブラ1。一番新しい録音のせいか
一番聴きやすかったです。冒頭のティンパニの音が大きくて
驚きますが 全曲と通じて情熱的でありながら叙情的な
ブラームス。初めて聴きましたがとても好きなブラ1でした。
この演奏からもティーレマンがフルトヴェングラーの演奏から
影響を受けているように感じられましたが、どうなんでしょう?