04月20日(日)14:00 開演 @ サントリー・ホール
武満 徹:セレモニアル -秋の歌-
マーラー:交響曲 第9番 ニ長調
笙:宮田まゆみ
指揮:ジョナサン・ノット
東京交響楽団
====================================================
マーラーの交響曲9番の4楽章が一番の聴き所となった
演奏会でした。
冒頭の「セレモニアル」。宮田まゆみの笙の響きに引き込まれ
予想外に親しみやすいオケの響きに包まれていつしか記憶が・・・
気がつくとまた笙の響きに。いつの間にか眠ってしまった
ようです ^_^; 日曜の午後のひと時は絶好の寝落ちタイムと
なりました。
休憩無しで演奏されたマーラーの9番。非常にゆっくりと
30分以上かかった1楽章はこちらの集中力が続かず
散漫な聞き方になってしまいました。2楽章、3楽章も
まずまず。何となく通り一遍の演奏に感じられたのは
昼間の演奏会のせい??? 等と考えていましたが
4楽章に入って俄然テンションがあがったように聞こえました。
この4楽章が聴けただけでも大満足。4楽章でも2ndヴァイオリンが
活躍しますが、今日の対抗配置でその効果を十分に感じ取れる
事ができました。絶好調の弦楽器群に比べて木管とホルンの
調子がイマイチに感じられたのは気のせいでしょうか。
木管やホルンが主役になる部分で音楽の密度が希薄に
感じられる事があったのがやや残念でした。
4楽章の最後の部分の弦楽器群の緊張感を持った
がんばりはすばらしかったです。
ノットの丁寧な指揮は安心して見ていられます。
昨年10月13日のアルプス交響曲を聴いて以来
カルミナブラーナに続いて2回目ですが、もっといろいろ
聴いて見たい指揮者でした。
今日の入りは8割程度でしょうか。年配のご夫婦が
結構多かったです。そのせいか演奏中のノイズや
楽章間の途中退席で気が散ってしまったのが残念。
《訂正 4/29》
カルミナブラーナは飯森さんでした。お恥ずかしい (-_-;)