ベルリンフィル ジルヴェスター・コンサート1997


1.ビゼー: 歌劇「カルメン」から
 前奏曲~ハバネラ~闘牛士の歌~にぎやかな楽の調べ
 ~花の歌~4幕の合唱と場面(
2. ラヴェル:スペイン狂詩曲
3. サラサーテ:カルメン幻想曲op.25
4. ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲op.43
5. ブラームス:ハンガリー舞曲第5番ト短調




クラウディオ・アバド(指揮)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団)

カルメン:アンネ・ソフィー・フォン・オッター
エスカミーリョ:ブリン・ターフェル
ドン・ホセ:ロベルト・アラーニャ 他
ギル・シャハム(ヴァイオリン)
ミハイル・プレトニョフ(ピアノ)

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久しぶりに購入したエソテリックのSACD
http://www.esoteric.jp/products/esoteric/essg90098/


期待以上に聴きごたえがありました。良く知られた名曲尽くしの
コンサートが進むにつれて会場の熱気が強くなってくるのが
音だけを聞いていても感じられました。

プレトニョフがピアノを弾くラフマニノフで観客の盛り上がりが
最高潮に達してアンコールのハンガリー舞曲。いろいろなライブ録音を
聴いていますが、スピーカーを通してこれだけ会場の盛り上がりを

感じて聴いた演奏は久しぶりです。

ベルリンフィルのうまさとSACD化された録音の素晴らしさも
このCDの魅力を倍増していると思います。SACD化されたものが
すべてが良いわけではないと思っていますがこれは成功例だと
思います。


オッターの「カルメン」はいかにも彼女らしい品の良い細めの
カルメンだったのはやはり面白い。「カルメン幻想曲」は個人的に
苦手な曲なのでこの部分だけつまらなかった分、ラフマニノフの
盛り上がりの素晴らしさを余計に感じた次第。