ウラディーミル&ヴォフカ・アシュケナージ ピアノ・デュオ


日時2014年3月10日(月) 19:00 開演

@ サントリー・ホール (RA2-12)


曲目

シューベルト: ハンガリー風ディヴェルティメント ホ短調
ブラームス: ハイドンの主題による変奏曲 op.56
ストラヴィンスキー: 春の祭典
ボロディン: だったん人の踊り(ヴォフカ・アシュケナージ編)

 アンコール:エルガー 朝の歌


ピアノ:

ウラディーミル・アシュケナージ、

ヴォフカ・アシュケナージ

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アシュケナージ親子の演奏会。東京と大阪の2回だけの公演に

しては今夜のサントリーホールは6割程度の入り。

前半のシューベルトとブラームスが楽しめました。特にブラームスは

オケ版に比べて構成がわかりやすいせいかオケ版より好みです。


それに比べて後半のストラヴィンスキーとボロディンはテクニックの

素晴らしさは魅力的でしたが、単調に聴こえて少し飽きました。

「春の祭典」のピアノデュオ版は生演奏で聴いてもオケ版の響きの

多彩さにかなわないということを改めて認識しました。

息子のヴォフカ編曲の「だったん人の踊り」は只々技巧を強調した

編曲で昔親しんだアンセルメの合唱付オケ版をひたすら懐かしく

思うばかり。


後半ではヴォフカ・アシュケナージはiPadで譜面を見始めたのには

驚かされました。きちんと譜捲りの女性がいて画面をスワイプすると

ページが捲れる仕掛け。自分の席がヴォフカを後ろから見る形

なので譜捲りの動作が見えて興味深かったです。時々、スワイプで

譜面がめくれず見ていてドキッとしたり、どちらかというと音楽を

聴くよりもiPadの動きに気をとられていました。


初めてのピアノデュオ演奏会でしたが チョット期待したほどでは

なかったというのが正直な印象です