録り溜めていた録画番組から1994年アバド、ベルリン・フィルの
日本公演を観ました。

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「アバド指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団1994年 日本公演」
<曲 目>
 1) 交響詩「はげ山の一夜」(原典版) (ムソルグスキー作曲)
 2) バレエ組曲「火の鳥」(1919年版) (ストラヴィンスキー作曲)
 3) 交響曲 第5番 ホ短調 作品64 (チャイコフスキー作曲)

<出 演>
管弦楽:ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:クラウディオ・アバド

<収 録>
1994年10月14日 サントリーホール(東京)
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ベルリン・フィルの首席指揮者、芸術監督となって4年目、61歳の
若々しいアバドの姿がとても懐かしく感じられました。


特にチャイコフスキーの5番の素晴らしい演奏が圧倒的。

演奏終了直後の観客の熱狂にこちらも同じ会場にいるような

錯覚に陥りました。こんな演奏会を体験してみたい。


この番組では若々しいベルリン・フィルの主要メンバーの姿も

大勢見ることがでたことが大きな収穫でした。

スタブラーヴァ、フックス、ダミアーノ、シュレンベルガー、
クリスト、ドール・・・ 皆さん、若々しい。パユもいかにも
フランス人的な風貌でハンサムだった(^u^)
ペットのトップ(Velenczei)も髪の毛ふさふさ (笑)
当時の主要メンバーの多くが今でも活躍していますね。


もちろん、懐かしいお顔も。ヴィオラの土屋さん、ティンパニの
フォーグラー、チェロのファウストやトイチュ。


スタブラーヴァの隣の大男!よく見るとコーリャ・
ブラッハーででした。後年、ルツェルン音楽祭管で見かける顔で
一番違って見えたのが彼でした。


1994年前後はクアラルンプールに駐在していたので、アバドの来日も
知らなかったのは当然ですが、改めて残念な思いになりました。
NHKがこの時期のアバドやクライバーの日本公演を再放送してくれたら
最高の贈り物になるのですがね・・・・