ストラヴィンスキー: バレエ音楽《春の祭典》
フランス国立放送管弦楽団
ピエール・ブーレーズ
1963年6月20,21日 パリ
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ブーレーズの名前を始めて知った「春の祭典」の名盤。
今から50年前の録音です。それまでの録音では聞こえ
なかった音も聞こえる画期的な演奏と評判になりましたが
さすがに録音の古さを感じます。
近代曲は録音だけでなくオケの性能が向上した方が
聴き易くなるので50年前の演奏を今聴くとさすがに
ハンディを感じます。後年、ブーレーズが2回再録音
していますが、ご本人が一番認識していたのかも。
2009年6月21日
ベルリン、オリンピックスタジアム
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「春の祭典」は先週、ラトル・ベルリンフィルで聴いた
ばかりですが、冒頭のファゴットの演奏が2009年の
ヴァルトビューネ屋外コンサートを思い浮かべたので
久しぶりに聴きました。記憶通り出だしのファゴットは
ラトルの合図だけで即興的に自由に始めていました。
この「ハルサイ」は2012年に本拠地フィルハーモニーで
録音された優等生的なライブ録音に比べて遥かにスリリングで
聴きごたえのある演奏だと思います。録音に雨音が入る
くらいの激しい雨の中で始められた「ハルサイ」なので
観客に気付かせる為 入りのファゴットを長めに吹かせたと
思っていましたが、必ずしも雨のせいでは無かったようです。
最高の機能性を誇るベルリンフィルの雨中の屋外ライブ。
素晴らしいです。前プロのラフ3 ブロフマンの爆演も
見ごたえあり。
この映像でも「ハルサイ」でゼイファース氏のSop. Clが活躍して
いるのを見る事が出来ます。