【ヴェルディ: レクイエム】
11時開演 祝祭大劇場
Parterre Mitte Link
Reihe 24 Sitz 19 EUR120
指揮:リッカルド・ムーティ
Sop:クラッシミラ・ストヤノヴァ
Ms:エリーナ・ガランチャ
Ten:ピョートル・ベチャワ
Bs:ディミトリ・ベロゼルスキ
ウィーンフィル
ウィーン国立歌劇場合唱団
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最初の演奏会はムーティ、VPOのヴェルディ:レクイエムでした。
11時からの開演なので日本時間の18時になり丁度良い時間でした。
座席は1階24列目中央で後ろのほうですが音はしっかり届きます。
コンマスはシュトイデ、チェロは(多分)ヴァルガ、Timpのミッターマイヤー
クラのオッテンザマー父など本気モードのVPOだったと思います。
金管のメンバーは良く知らないのですがエダーさんは出ていなかった
ようです。
歌手の声がまっすぐ向かってくるように感じられる席だったので
旬な歌手たちの絶唱をしっかり耳にとどめることが出来ました。
個人的には特にストヤノヴァとベチャワの歌が気に入りました。
最後の”リベラメ”のストヤノヴァの絶唱は見事なものでした。
ムーティの演奏は深い呼吸が伝わってくるような素晴らしい演奏。
こちらも一緒になって呼吸をしながら聴いていると時間が経つのが
とても早く感じられました。
レクイエムと言うよりはヴェルディのオペラの声と器楽の競演を
楽しんだと演奏会でした。こういう曲を演奏する時のVPOと合唱団は
やはり最高だなあつくづく感じた演奏会でした。歌劇場で頻繁に
ヴェルディを演奏している強みは他の団体ではなかなか
感じられないと思います。

終演後は観客全員が総立ち状態。演奏者たちは何回か出入りと
繰り返した後、ムーティの”バイバイ”というポーズで解散と
なりました。相変わらず無駄の無い指揮姿でお元気な様子です。