約半世紀前(?)に初めて聴いたチャイコンとメンコンはグリュミオー、
ハイティンク、アムステルダムコンセルトヘボウ管のLPでした。
テレビの上にプレーヤーを置いてテレビのスピーカーから流れる
音を楽しんでいたのですから 子供のころは素直でした(笑)
もちろん、写真のLPはその時のモノではありません。
久々に聴くグリュミオーのチャイコフスキーはやはり素晴らしかったです。
録音のせいかLPのせいか判りませんがグリュミオーの音は細身で
ややクローズアップされて聞こえます。ふるい付きたくなるような
美しい音色と歌い回しはとても味わい深く思わず2度聞きして
しまったほどでした。ハイティンク指揮のオケも清々しい演奏で
健康的なチャイコフスキーがグリュミオーとピッタリでした。
裏面はメンデルスゾーンの協奏曲ですが、こちらはチャイコフスキー程
面白く聴く事が出来ませんでした。演奏では無く、曲自体に魅力を
感じないような気がします。