こたの音楽三昧
・ワーグナー:歌劇『タンホイザー』全曲


 タンホイザー: ルネ・コロ
 エリーザベト: ヘルガ・デルネシュ
 ヴェーヌス : クリスタ・ルートヴィヒ
 ヘルマン  : ハンス・ゾーティン
 ヴォルフラム: ヴィクター・ブラウン、他

 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
 ウィーン国立歌劇場合唱団
 ゲオルグ・ショルティ(指揮)


 録音:1970年、ゾフィエンザール

============================================

今日は暖かいのでエアコンの騒音に悩まされず音楽に

集中できます。ワーグナーのタンホイザー全曲を聴きました。


ショルティ、ウィーンフィルの名演です。凄い歌手が揃って

いて夢のようです。序曲からバッカナーレに続くパリ版と

あって出だしから一気に盛り上がります。豪腕ショルティの

面目躍如と言ったところです。

この演奏で唯一になるのはヴィクター・ブラウンの

ヴォルフラムです。ビブラートの多い歌はいつも気になります。

カナダ人の歌手らしいですが、重要な役なので残念です。


無い物ねだりをしても仕方がないので他の歌手達の名演を

楽しむことにしました。コロの若い声、デルネシュの心の強い

声、ヴェーヌスにしては上品なルートヴィヒ、、、、

皆さん、存在感ありますね。

それに加えてウィーンフィルや合唱団もとても存在感があって

魅力的な演奏を盛り上げています。


この録音はカルショウではなくレイ・ミッシェルですが

巡礼の行進など少しやりすぎに思えるくらいのステレオ感です。


3幕を聴いた後に再度序曲を聴き始めたらそのまま1幕に

なだれ込んでしまいました。タンホイザーの2度聴きなんて

出来ないと思いましたが、それくらい魅力に溢れた演奏でした。