ブルックナー
交響曲 第2番 ハ短調 (1872年ハース版)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ホルスト・シュタイン
1973年11月26日-29日、
ゾフィエンザール
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すっきりした表情で始まる第一楽章を聴いていると
良いですねぇ!
2番がこんなに魅力的な曲だったのかと毎回聴くたびに
感じてしまいます。弦楽器と管楽器のブレンド感が素晴らしく
そこにティンパニが加わるとそこはまさにブルックナーの世界です。
晩年の交響曲に比べて曲の深みにかけると思いますが、
この演奏は曲の弱点をカバーしてすっきりとした魅力的な曲として
聴かせてくれます。
個人的に好きなのは2楽章です。とてもロマンティックな
メロディをうっとりしながら聴いてしまいます。容貌怪異な(失礼)
シュタインがどのようにこの楽章を指揮しているのか想像
できませんが出てくる音楽は最上級の音楽です。