「ワルキューレ」第1幕(演奏会形式)

 第1739回 N響定期公演 Aプログラム
 2012年11月10日(土)


指揮:エド・デ・ワールト
ジークリンデ: エヴァ・マリア・ウェストブレーク 
ジークムント: フランク・ファン・アーケン
フンディング: エリック・ハルフヴァルソン

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今朝の「特選オーケストラ・ライブ」で放映された昨年

11月のN響定期で演奏された「ワルキューレ」。

とても素晴らしいワーグナーでした。予備知識無く聴いた

3人の歌手がとても上手い。後から経歴を見ると

どの人も素晴らしい実績のある人たちでした。

こんな歌手をさり気なく揃えてしまうN響はお金持ち?


演奏会形式のせいかとても丁寧な歌い方。字幕を

見ながらじっくり聴くと、今まで気付かなかったような

細かいところに何カ所も気付きました。舞台を見ていると

字幕も斜め読みになってしまうので今回はとても良い経験

でした。


16型の大編成のN響も、素晴らしい響きを出していました。

バス・トランペットを女性が吹いていたのも凄い。ホルンにも

女性奏者が入っていて保守的な(?)N響金管にも

女性進出かなと。


デ・ワールトと言う指揮者はハイティンクの後を追いかけて

いるイメージがあってあまり好きな指揮者では無かった

のですが今回はとても素晴らしくて見直しました。

冒頭のインタビューで変な演出の舞台より演奏会形式の

方が音楽に集中できて良いと言っていましたが、同感です。

益々、好きになりそう (笑)

ヤノフスキも同じようなことを言っていた。

ティーレマンとかウェルザーメストとか実力、人気がある

指揮者達が変な演出の舞台の指揮はしないと声高に言って

くれると良くなると思うのですが、無理でしょうか。

それとも古い演出の方が良いという私が少数派???(>_<)