読響第556回サントリーホール名曲シリーズ
2013年1月 9日(水) 19:00開演
会場:サントリーホール (1-12-38)
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲 第3番 二短調 作品30
R.シュトラウス:アルプス交響曲
指揮=大野和士
ピアノ=小山実稚恵
読売日本交響楽団
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今年初めての演奏会は読売日本交響楽団からです。
素晴らしい登山を経験してきました。
前半のラフマニノフ。小山さんのピアノで聴くのは昨年の
フェドセーエフ、チャイコフスキー交響楽団に続いて2回目。
前回はP席でピアノが良く聞こえなかったので今回は正面の
席で聴きました。フェドセーエフとの協演の後、怪物マツーエフ
とゲルギエフのものすごい演奏を聴いてしまったせいでしょうか。
あまり、印象に残る演奏では無かったです。個人的には
音色に魅力が感じられなかった。オケも何となくざわざわ感。
マリンスキー管の艶やかな音色がひたすら思い出されて
なりませんでした。
ちょっと期待はずれだなあと思いながら後半のアルプス交響曲に
なだれ込みましたが、こちらは中々の凄演でした。サントリーホール
いっぱいに溢れるサウンドは魅力的。もう少し艶やかなサウンドが
聴ければ満点でしたが これは無い物ねだりでしょう。
細かいところにも神経が行き届いた演奏で大満足でした。
サントリーホールのオルガン、やっぱり本当のオルガンで
聴ける空気感は良かったです。終盤ホルンとか金管群もオルガンに
助けられてミスが目立たなかったのでは無いでしょうか。
コンマスに座った細身の女性、ラフマニノフではわかりませんでしたが
アルプスではしっかりオケをリードしていました。来期からコンミス
予定の方らしいですが、期待できるかも。