こたの音楽三昧
2008年のルツェルン音楽祭のライブからグリモーの

ピアノによるラフマニノフ:ピアノ協奏曲2番です。


久しぶりに聴きました。あっさり目だと思いますが

良く歌う演奏なので気に入っています。アバド共々

歌心に溢れた演奏だと思います。楽章の合間でも

グリモーとアバドは良い雰囲気でした。こんな二人が

最近モーツァルトの協奏曲(21番?)でカデンツァを

モーツァルト自作にするかブゾーニにするかで

もめて録音が中止になったと言うのは信じられません。

グリモーは弾き振りでモーツァルトを録音してしまうの

ですからなかなか根性のある人ですね。

いろいろなカメラアングルから彼女を捉えるのですが

どこから映されても完璧(笑)。眉に皺を寄せたり

苦しそうな顔をしたりしない彼女の演奏を見ていると

いつも感心させられます。


来年1月のN響定期にブラームスの2番をジンマンと

演奏するのをとても楽しみにしています。