ベートーヴェン:
1. 交響曲第1番ハ長調 op.21
2. 交響曲第7番イ長調 op.92
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
録音時期:1952年11月24,27-31日(1)、1950年1月18-19日(2)
録音場所:ウィーン、ムジークフェラインザール
録音方式:モノラル(セッション)
音源:ブライトクランク白レーベル非売品見本盤
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今日はシューマンの予定を変更してオタケンレコードの
フルトヴェングラーの疑似ステレオを板起こしのCDを聴きました。
フルトヴェングラーの疑似ステレオはブライトクランクと言う
名前で何枚も発売されていて我が家にもCDが何枚かあります。
音に広がりが出るのでモノより聞きやすくなりましたが
何となく際物と言う印象でラックの肥やし状態。
と言って処分してしまうのも勿体ない、、、、
それなのに数ヶ月前に酔った勢いで(>_<) LPからの
板起こしで有名なオタケンレコードが「白レーベル非売品
見本盤と言う作りたてのメタル原盤から最初に手動で
プレスされた特別なレコードから板起こしをした」と言う
ふれこみのCDを買ってしまいました。
翌朝、素面に戻って後悔しましたが後の祭り(T_T)
そんなCDだったのですが交響曲1番を聴いて驚きました。
音がとても自然で聴きやすいのです。ブライトクランクって
こんなに良かったかなあと思いながら1番全曲を聴いて
しまいました。フルトヴェングラーの1番はあまり芝居じみた
ところがなくてこの曲の中でもトップの演奏だと思うのですが
それが生き生きとして聞こえてきました。
続く7番も期待して聴いたのですが、残念ながら
こちらは高音部にやや音が偏った再生音で聴いていて
耳が疲れました。基になったレコードの状態のせいなのか
1番と7番はかなり違いました。たまたま、7番はEMIから
発売されていたCDを持っていたので聞き比べましたが
EMIのCDの方が聴きやすいです。
1番はダブりが無く期待以上だったのでラッキーでしたが、
やはり”板起こし”復刻版は私には鬼門でした (^_^;)