こたの音楽三昧

チャイコフスキー
ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調 作品23
ピアノ:ランラン
バレンボイム指揮シカゴ交響楽団
録音:2003年2月、シカゴ
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ラン・ランのグラモフォン初録音との事。
親切な皆さんにお助けいただいて(?) 漸く聴く事が

出来ました こたの音楽三昧

冒頭のピアノソロもそれ程アクの強い弾き方ではなく
ブレンドされたピアノの響きを楽しませてくれる演奏で
少し拍子抜けした事も事実です。さすがのラン・ランも
20歳の時点の録音では慎重になったのでしょうか。


全曲を通してラン・ランは卓越した技術で感じたままの
演奏を展開しバレンボイム&シカゴ響もしっかりサポート
して大曲に真正面から真面目に取り組んだ演奏に

思えました。


リヒテル、カラヤン ウィーン響の演奏が原点となっている
自分のチャイコンに対するイメージとは全く違う演奏でした。
チャイコフスキー臭さの少ない純音楽的に高いレベルに
纏め上げられた演奏と言えば良いのでしょうか。

中国人のピアノ、アルゼンチン人の指揮、アメリカのオケ

だからと言うのは考え過ぎか偏見か叫び


今のラン・ランが再録音をすると どの位はじけるか、
それとも変わらないのか、彼の成長を知る上でもとても
興味が湧いています。もちろんライブなら大歓迎です。