最近になってやっと真面目に聴き始めたラフマニノフの
交響曲2番。
4月にも一度ブログに載せたプレヴィンの演奏です
(http://ameblo.jp/kotapipakesuie/entry-11218181705.html
)
大本命と言われるLSOとの演奏、73年の完全全曲盤と言われる
ものです。
前回聴いた時には曖昧なところが沢山ありましたが
今回、改めて聴いてみて何故この演奏の評価が高いのか
判るような気がしました。
何気なく聴き始めた1楽章の序奏部分からLSOの魅力的な
弦の響きにハッとさせられます。その後にテンポが速くなり
主部が始まるとその魅力が更に増しました。2楽章冒頭の
リズム感、続く民謡風のメロディー等、前半の二つの楽章を
これほど一生懸命に聴いた事は初めてでした(笑)
3楽章はただひたすら甘いメロディーに酔いしれて、、、、
ここで弦楽器群の響きの薄さがチョット気になり 残念。
それでも十分に堪能。4楽章も華やかに盛り上がって終了。
長い曲が短く感じられました。
ラフマニノフの音楽の抒情性、メランコリックなたたずまい、
軽やかなリズムと盛り上がりなど この曲の持つ魅力が
余すところ無く描き出されていました。若いころのおかっぱ頭の
プレヴィンの指揮姿が目に浮かびます。ロンドン響の
嫌みのない都会的なサウンドがプレヴィンの特性を
良い方に生かしているように思えます。満足しました。
前回、ゆうちんさんからご紹介いただいたアシュケナージ、
コンセルトヘボウ管の演奏も手に入れてあるので(-_-;)
近いうちに聞いてみるつもりです。