のび太さんのブログの写真で目立たないよう
そーっと(?)置かれていたヴァイオリン関係の
本が面白そうだったので図書館で借りて読みました
(のび太さんありがとうございます)。
1) 佐々木庸一著:魔のヴァイオリン
2) 佐々木庸一著:ヴァイオリンの魅力と謎
3) 石井宏 著 :誰がヴァイオリンを殺したか
著者はお二人ともは東大文学部のご卒業で
音楽の専門教育を受けた方では無いようですが
ヴァイオリンが好きで堪らないと言う気持ちが
ヒシヒシと伝わってきました。
読んでみて”目から鱗”だったのは発生から謎だと
言う事。ヴァイオリンは1550年頃突如この世にあらわれた
と言う事です。お二人の見解は若干異なりましたが
この世に現れた時から完成した形だったと言う事でした。
昔は音は小さめでもとても魅力的な音色だったものが
大観衆の下でオケに負けない音量を出すためにネックが
長く、駒は高く、弦の材質が強く、”トルゥトの
弓”で弓の圧力が強くなり最早昔のヴァイオリンでは
無くなっていると言う石井氏の解説は興味深かったです。
その他普段知ることのないパガニーニの一生とか
どれも面白い内容でした。
音楽がお好きな方は是非お読みになる事をお薦めします。
私にとって読みやすさは3)→1)→2)の順でした。