今夜は軽めの曲だと言うことでクレーメルの8シーズンズです。
ヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲集「四季」とピアソラの
組曲「ブエノスアイレスの四季」で、合計が「エイト・シーズンズ」。

ヴィヴァルディの「四季」の部分も普通の演奏と全く違った
演奏です。とても積極的に演奏しています。バロックとは全く
関係なくヴァイオリンという楽器から多彩な奏法で様々な音色を
繰り広げています。テンポも独特。各シーズンごとにピアソラの
「四季」が挿入されますが、これがとても音楽心に溢れた
曲で違和感なく引き込まれてしまいます。ところどころに
ヴィヴァルディのメロディーも拝借しています。
クレーメルが上手いのは当たり前ですがカメラータバルティカの
バックも腕達者揃いでクレーメルと一体になって聴き手に迫って来る。
そんな感じです。
思わず2回繰り返して聴いてしまいました。不思議な魅力を持った
アルバムです。
最近、また、クレーメルを聴くことが増えています。クレーメルの
ヴァイオリンの魅力は一度嵌ってしまうとなかなか抜け出せない、
そう言った魅力を感じさせます。