
ルービンシュタインがメータ、イスラエルフィルと組んだ
ブラームスのピアノ協奏曲第1番です。1976年の
ルービンシュタイン89歳の時のライブ録音だそうです。
録音は時代を感じさせる冴えない音なのが残念。
特にルービンシュタインのピアノはボテっとした丸っこい
音で聞こえてくるので最初はびっくりしますが、彼の
お歳の事を考えると十分に立派な音だと思えてきます。
鍵盤をたたく強さも若いころのようにはいかないのでしょうが
なかなか雰囲気のあるピアノに次第に惹きこまれていき
いつも最後まで聴いてしまう演奏です。
メータ指揮のイスラエルフィルも冒頭の部分等贅肉の無い
サウンド作りをしていて聴かせます。