10月20日[木]19:00開演 
東京オペラ・シティー・ホール 2階R側B席


シューマン:  交響曲第4番 ニ短調 op.120

ブルックナー: 交響曲第9番 ニ短調


指揮:スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ
ザールブリュッケン・カイザースラウテルン・ドイツ

           放送フィルハーモニー管弦楽団

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スクロヴァ氏のブル9は2009年9月の読響以来二度目になります
( http://ameblo.jp/kotapipakesuie/entry-10349971557.html )。
また、先月もナガノ・バイエルン国立管でブル9を聴いたばかり
( http://ameblo.jp/kotapipakesuie/entry-11033815074.html )。

意識していませんが、その他 CSOやVPH等近年ブル9を聴く機会が

増えています。すっかり流行にのっていると言う事でしょうね。


自分のコンディションの悪さで楽しめなかった昨夜の演奏会の翌日と

言うことでかなり不安な気持ちを持って演奏会の望みましたが、

今夜は全く問題無し。最高の演奏を楽しむことが出来ました。


スクロヴァ氏のテンポの早いこと。とても88歳のご老人とは

思えません。昨日以上に調子がよいのではないかと思えたほど。

シューマンも骨太で思い入れが入り込むのを拒否する

ようにきびきびしたテンポで一環した演奏。こんなに一生懸命

演奏するとブルックナーが心配と感じるほどでした。


休憩の後のブルックナー、快速ブル9でした。2楽所までは、、、、

以前聴いた読響の演奏もこんなに早かったっけと思うほど速いテンポ。

2楽章の出だしのピッチカートなど演奏者が大変そうなくらい早かった。

これは早く終わりそうと思っていたら3楽章になって一変して

歌い込む演奏になりました。すっかりスクロヴァ氏の作戦?に乗せられて

しまいました。3楽章が白眉。惚れ惚れするくらい見事な演奏で

あっと言う間に時が経ってしまい本当に残念。観客のマナーも良くて

とても気持ちの良い演奏会でした。


コンマスが昨晩コンマスの隣で弾いていた女性と入れ替わっていました。

この女性がすごいです。肝っ玉母さんと言う感じでオケを引っ張ります。

彼女の引っ張りのせいか今夜のオケはノビノビと演奏しているように

感じられました。