こたの音楽三昧

都民劇場音楽サークル第590回定期公演

バイエルン国立管弦楽団特別演奏会

 9月30日(金) 19:00開演

 東京文化会館 1階1列目


曲目 ブルックナー:交響曲第9番 二短調
    ブルックナー:テ・デウム

指揮 ケント・ナガノ
 

 アンナ・ウィロフランスキー(S)、

 オッカ・フォン・デア・ダメラウ(Ms)、
 ロバート・ディーン・スミス(T)、

 スティーヴン・ヒュームズ(Bs)

 バイエルン国立管弦楽団
 バイエルン国立歌劇場合唱団


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7月に募集のあった抽選購入で当たった演奏会。座席はなんと

1階1列目のど真ん中。指揮者のすぐ後ろでした。

今日のオケは対抗配置。冒頭から独唱者、合唱団が席に座って

出番を待ちます。

1楽章はすっきり系でスマートな演奏。やっぱりなあと思っていると

2楽章から爆演型に大変身。元々、2楽章はリズミックな動きで

始まるのでナガノが得意とするところか。調子があがるにつれて

うなり声がはっきり聞こえてきました。圧巻は3楽章。終わり近くの

フォルティッシモの後で大きなパウゼを取ったりとても良かった。

3楽章が終了と直ちにテ・デウム。幸い拍手は起こらず。テ・デウムは

9番に比べると軽いと思っていますが、短いながら大熱演でした。

フライング拍手も出ましたが皆が続かず一旦消えた後で

大きな拍手が沸き上がりました。

一番前の席だったのでVn群とチェロ、コンバスが良く聞こえました。

特に1stと2ndの掛け合いを満喫できました。弦楽器群とブレンド

しながら聞こえてくる管楽器群。姿は見えませんでしたが

渋いオケのサウンドでした。テ・デウムの独唱者はナガノの足の間から

かろうじてテノールとメゾが見える程度。


演奏終了後、独唱者達が前に出てきて挨拶をしましたが女性陣の

体格が大きいこと。バイロイトのトリスタンをやっていたディーン・スミスが

目の前にいたり。オケのメンバーもお互いの健闘を祝福しあっていました。

合唱団は女性陣に日本人が目立ちました。やはり若い女性には放射能が

こわいのだなと思いました。


昨日、今日と心からコンサートを楽しむことが出来ました。

コンサートが終わってから感想をしゃべりあえる仲間がいれば

もっと楽しかったかも。