1978年1月ベルリンライブ ベト7
1978年8月ルツェルン・ライブ 春の祭典
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このCDはライブのカラヤンの凄さがとても良く記録されていると
思います。ベートーベンの7番はカラヤンらしいレガート奏法ですが
すっきりしてとても爽やかな演奏だと思います。クセがなさ過ぎるかも
知れませんが、いじりすぎていない演奏が好きです。
春の祭典は出だしこそドイツ的な音でこちらもレガート奏法で
始まりますが、途中から気合いが入ってきびきびした演奏に
なります。ティンパニーを中心とする打楽器群の大活躍が
とても気持ちがよい。聴いていて爽快な気分になります。
録音も良い名盤だと思います。
この春の祭典につられて1972年ロンドンライブを聴いてしまいました。
こちらも名盤として評判になったと記憶しています。こちらもライブ録音
ですが音のとり方はかなり違っています。演奏は熱気が籠もった
名演だと思いますが、78年ライブの打楽器の活躍を聴いてしまうと
78年盤の方を聴きたくなってしまいます。