今、使用しているレコードプレーヤーはMICROの
SX-777と言うターンテーブルを圧縮空気で持ち上げて
糸ドライブと言うレコード全盛期の贅沢仕様品です。
プロにメンテをして頂きながら使っていますが、最近は
ワウフラが気になって仕方がありませんでした。
いろいろ調べてみるとポンプからプレーヤーに空気を
送るチューブの接続に問題があるらしいとわかってきました。
ポンプ部の排出口、プレーヤー部の吸入口双方の部分で
チューブから空気が漏れていました。それでチューブの
留め金具を見つけてチューブをしっかり固定したところ
回転が見違えるくらいスムースになりました。ポンプ部分の
騒音も少なくなったみたい。
早速、いくつか聴きました。
ベーム、ウィーンフィルのブルックナー4番です。
このLPは各楽章が1面で2枚組と言う贅沢な
LPです。ウィーンフィルの艶やかな音色が
室内に溢れ出て最高のブルックナーを聴く事が
出来ました。オーボエの鄙びた音色、ホルンの
豊かな響き、弦楽器群の厚みのあるサウンド。
夏の暑さを忘れて夢中になって聴きました。
脈絡なくレコードを取り出しました。高校生の頃?購入した
リヒテルのラフマニノフ:P.協奏曲2番と前奏曲集です。
このレコードを取りだすのは何十年ぶりです。ピアノの
生々しい響きにすっかり引き入れられました。芯がある
魅力的なピアノです。前奏曲集は昔から好きな演奏ですが
改めてリヒテルの演奏は最高!!と呟いてしまいました。
ブルックナー、ラフマニノフと聴くとさすがに疲れましたし、
夜も更けてきました。でも止められなかった(笑)
結局、クレンペラーの「大地の歌」から最終楽章の
「告別」だけを聴きました。比較したわけでな無いですが
最近発売されたエソのSACDよりも聴き易いかもしれない。
ルートビッヒのアルトが生き生きと聞こえます。フィルハーモニア管の
オーボエは本当にか細いですね。私はこのオーボエの音が好きです。
クレンペラーの「大地の歌」最高です。