早朝にBshiで放映された10/23 N響1683回定期演奏会を
見た。TVを付けたときは”イタリア”の3楽章途中から。
N響が頑張っているのでそのまま堤剛さんが独奏をした
ドボルザークのチェロコンを見た。予想外に良かった。
堤さんはお幾つになったのだろう。このチェロコンは好きで
昔から良く聴いた曲だったが、最近は食傷気味。どれを聴いても
飽きてしまったのだが今朝の放送は大変に面白かった。
1楽章からテンポの揺れが大きく泣き節も随所に入って
自分のイメージに近い演奏だったからかも知れない。
それから”堤さん、頑張れ”と言う思い入れが強かった
事も確か。音程やリズムが怪しくなる箇所も数カ所あったが
全体的には本当に気持ちを込めた演奏。ご自身で”あと
何回この曲を演奏できるのか”など考えながら弾いておられる
のかなあ等と不謹慎な事まで考え出す始末。
3楽章の一番最後のピアニッシモの辺りで堤さんのお顔から
涙が出ているようにも思え思わず感激。良く見たら汗のよう
でしたが(笑)、演奏に満足。録画していなかったことを後悔した。
定期でアンコールをやると思わなかったがバッハの無伴奏3番
からのブーレも淡々として良かった。
サンティと二人の老人の暖かな演奏。お二人ともいつまでも
ご活躍をと声援を送ってしまった
(翌日は良くなかったとのブログも拝見するが2日続いては
あのお二人には辛いかなあと思ってしまった)。
演奏後のブラボーはうるさい。それほど放映時に自分の声を全国に
流したいのか。
N響の管楽器に女性奏者が増えているのに驚く。Fgは二人とも
女性。Hr.の2番も。