一昨日の25日、楽しみにしていたスクロバチェフスキーの
ブルックナー 8番を東京オペラシティに聴きに行った。
あいにくの雨模様だがオペラシティホールは初台から
雨に濡れずに行ける。今回が初めての経験だが雰囲気も
良く気に入ってしまった。サントリーホールよりも良いような
気がした。家からも近くて便利だしこれからは意識的に
ここのコンサートに通おうという気持ちになる。
ほぼ、満席。7列14番席だったが実際は前から5列目だった。
7時を回ったところで読響のメンバーが舞台のそろい
Mr.Sの登場。第一楽章は気分が乗らない演奏に感じられ
いやな予感。それが2楽章に入ると集中力のある演奏にかわり
こちらもすっかり引き込まれる。2楽章の出だしをテヌートで
始めたのはスタカート気味の演奏を聞き慣れているせいか
違った演奏。聴いているうちに涙が滲んできた。3楽章も
最高の演奏、4楽章も納得しながら引き込まれているうちに
終了。満場の拍手も納得できる。お疲れのせいか早めに
楽団員を引き下がらせたが後からMr.Sが一人で舞台に
戻ってきて挨拶をされていた。音のバランスなど細かく
指示をあたえお元気な様子。例のうなり声も良く聞こえた。
このCDが発売されたら購入したい。
読響もチョロの主席とビオラの主席が目で合図をしながら
演奏するなど集中力の高い演奏で大満足だった。
ぐうぜんY君が来ていたのを知り終演後地下のパブで
ワインを飲みながら好き勝手なことを話す。こういう集まりは
最高で生きていて良かったという感じ。
Y君の話ではバーンスタインのブル9も良いらしい。