昨夜、Bsで放映された昨年のルツェルン音楽祭の録画を見る。
1. 「最後の七つの歌」 から
美しさを愛するのか
わたしの歌をのぞき見しないで
真夜中に
ほのかな香りを
わたしはこの世に忘れられ
2. 交響曲 第4番 ト長調
( 以上 マーラー作曲 )
メゾ・ソプラノ : マグダレーナ・コジェナー
管弦楽 : ルツェルン音楽祭管弦楽団
指 揮 : クラウディオ・アバド
[ 収録: 2009年8月21日, 22日 ルツェルン文化会議センター コンサートホール ]
メゾソプラノのコジュナーはザルツブルグのイドメネオで感心した歌手。
アバド ルツェルンのコンビはDVDもほとんど持っているほど好きな組み合わせ。
毎年、名手達の揃っているところを見るのが楽しみ。しばらく前からチェロの
グートマン女史が見えないのは年のせいか。寂しく感じるが代わりに?
トップサブに座っている女性も素敵な演奏。マーラーユーゲントオケの若い
コンマスが2ndのトップで頑張っていた。最近買ったDVDでは彼のコンマスとして
の独奏も聴けたので聞き比べが楽しみだった。
特に交響曲4番は細かいところまで神経の通った演奏で深夜にもかかわらず
聴き通してしまった。終わってからのアバドの表情がとても印象的。
アバドが余韻を感じている間拍手を控えていた観客も素敵。やはりレベルが違う。
そう言えば観客のラトルがいた。お互いに聴き会う機会も多いのだろうか。
素敵な関係だと感じられた。