2009/9/10(木)
NHK世界音楽祭2009
ミラノ・スカラ座 ヴェルディ「レクイエム」
NHKホール 19時開演
2階 L15 列 15 番、A席 \22,000
指揮:ダニエル・バレンボイム
作曲:ジュゼッペ・ヴェルディ
ソプラノ: バルバラ・フリットリ
メゾ : エカテリーナ・グバノバ
テノール: ヨハン・ポータ
バス : ルネ・パーペ
合唱 : ミラノ・スカラ座合唱団
合唱指揮: ブルーノ・カゾーニ
前日に続けてNHKホールに通いヴェルディのレクイエムを聴く。
NHKの世界音楽祭の一プログラムとの事で事前に音楽評論家
奥田佳道さんが18:30から15分程度雑談あり。
周りの観客が前日に比べてミーハーの印象。隣のおばさんは
演奏中にはだしになって足を組んだり、指をポキポキ鳴らしたり
とても音楽を聴く人には思えなかった。
演奏は非常に力のこもったもの。ラダメスで調子が悪かったとの
話も聞いていたがヨハン・ポータはやはり声が良い。身体は大きすぎ。
フリットリの声は思ったより細いなと感じたが良く通る声。
怒りの日のffが終わると直ぐに合唱団が座ったノイズが次のppの部分の
雑音となったり、終わりの合唱の太目の女性が途中退席するなど
細かいことは気になったが良い演奏だったと思う。二日間続けて
重い曲を聴くのは非常に疲れると言うのが正直な気持ち。
二日間演奏会を引っ張るバレンボイムのタフな体力、知力には
改めて畏敬の念を禁じえなかった。
いずれにしてもレクイエムを生で聴くのは今回で最後にしたいと言う
気持ち。レクイエムなのに演奏後、拍手をすると言うのは個人的には
抵抗あり。”ブラボー”の叫び屋がこちらの席の近いところに現れたの
にはあきれた。