2009/9/9(水)
ミラノ・スカラ座 「アイーダ」
NHKホール 19時開演
3階 C4 列 40 番、P・エコノミー席 \22,000
指揮:ダニエル・バレンボイム
作曲:ジュゼッペ・ヴェルディ
演出:フランコ・ゼッフィレッリ
エジプト王 :カルロ・チーニ
アムネリス :アンナ・スミルノヴァ
アイーダ :マリア・ホセ・シーリ
ラダメス :スチュアート・ニール
ランフィス :ジョルジョ・ジュゼッピーニ
アモナスロ :ホアン・ポンス
使者 :アントネッロ・チェロン
巫女 :サエ・キュン・リム
チケット代金の高さから諦めていたがプレミアムエコノミー券の
抽選に当たったので演奏会に行くことができた。NHKホールも
久しぶり。大きな会場なので3階の席に着くまでうろうろした。
周りに結構女性が一人で来ているのが昔と違うなあと感じた。
舞台は上から見下ろす形で舞台までは遠いけど贅沢は言えない。
偶然、先日手に入れた2006年シャイーのアイーダと同じ舞台と
言うことを発見して急に親近感を覚える。良く考えたら
ゼッフィレルリの演出なので当たり前? 2幕後、3幕後にそれぞれ
30分の休憩あり21:30過ぎまでアイーダを堪能した。
ラダメスのスチュアート・ニールは武蔵丸のような巨体なので
違和感を感じて最初は馴染めなかった。シャイーのDVDで
アラーニャが上半身裸の場面があったがさすがに衣服は着たまま。
容姿から感じていた違和感は演奏が進むにつれて声の素晴らしさに
圧倒され終わりの頃には自分としては大満足。ニールさんゴメン
ナサイかな。アムネリスのスミルノヴァと言う人も声が通って
良かった。特に後半の部分が尻上がりに好調。
アイーダは残念ながらDVDのヴィオレッタ・ウルマーナでは
なかった。声が細い人。アモナスロのポンスがメキシコ人だと始めて
知った。良かったけれど3幕の歌はオケの音に負けて聞こえづらい
ところあり。いつの間にか演奏に引き入れられて終わったときには
大拍手(と疲労感)。バレンボイムはすごい。やはり天才。
スカラ座のオケもすごい。自然にヴェルディの音が出ているような
雰囲気にさせられる。舞台は上から見下ろすので凱旋行進曲の
舞台上のトランペッッターの位置に気づかず(下半身しか見えない)
気づいたときは終わっていた。例のバレーはDVDと同じだが
素晴らしいバレー、音楽も何時までも耳に残っている。
休憩時間にプログラムを読んでいたらゼッフィレルリ自身ぬよるの演出の説明あり
バレーの場面などで出てくる女性の意味を説明していた。彼独自の
設定らしいがはじめて知った。また、プロルラムで過去の来日記録を見ると
クライバーのオテロ、ボエームなどのうらやましい曲目、演奏が並んでいた。
もっと早く気づけば、、、、