今日は、月二の声楽レッスン日。
先生に、昨日の「水のいのち」の合唱の評判を尋ねてみました。
「良かったみたいよ。
打ち上げに出たんだけど、そこで、作曲者の高田先生の奥様が、4曲目の『海』で、涙がこぼれたとおっしゃっていた。
『人でさえ 行けなくなれば そなたを さしてゆく
そなたの中の 一人の母をさしてゆく』
このフレーズで・・・・。
頑張って歌って、よかったね」
そうです、昨日のシアターピースには、『水のいのち』の作曲者、故高田三郎先生の奥様が来ておられたのです![]()
もう90歳を超えておられるご高齢だというのに、わざわざ遠くから、私たちの合唱を聴きに来て下さったのでした。
とても90歳を超えておられるとは思えないくらい、かくしゃくとした方で、その方に涙して戴けたとは、光栄の至りです。
この箇所は、指揮の富岡先生も思い入れがおありになったようで、その指揮ぶりにもよりいっそう熱がこもった箇所でした。
歌っている私たちにも、その情熱が伝わり、より一層思いのこもった歌声となったのでしょう。
ところで、昨日の女声合唱。
終った直後に仲間の一人が、
「ああ、もう一回歌いたい!!」
と、しみじみつぶやいたのです。
「あんなに練習したのに、これで終わりやなんて・・・・」
間髪を入れず、周りにいるみんなが頷いたのを私は目撃しました。
「そうや、もう一回歌ったら、きっともう少し上手く歌えるのにねぇ・・・・」
「練習の時の方が上手かったなんて、私、我慢できへんわ!」
でも、そこで、誰かが諦めた口調で、
「そやけど、メダルを取れへんかったオリンピックの選手かて、きっとそう思うてたんと違う?
『練習の時のタイムの方が良かったなんて、私我慢できへんわ!
これ、オリンピックやのに・・・』って。」
その言葉に、またみんなが深くうなづいて、
「そらそうやねぇ。
そんなん言うてたら、いつまで行ってもきりがないわなぁ・・・」
これを聞いて、私はしみじみうれしくなりました。
たった3ヶ月しか付き合っていない仲間なのに、思いは同じ場所で共有出来ている![]()
きっと、この仲間たちは、それぞれの合唱団に戻っても、今日の(昨日の)悔しさを忘れないでしょう。
そして、それを生かして、きっとより良い合唱人生を歩んで行ってくれるに違いありません。
私も彼女たちに負けないように、悔いの無い合唱人生をおくりたい。
「もっとあの時ああすればよかったのに・・・」
この後悔ほど辛くて苦しいものはないでしょうから・・・。
だから、毎日毎日を自分のできる精一杯の真剣さで生きていきたいのです。
自分を人生の主人公として・・・。
たった一度きりの人生。
それを、『お客様』のままで終ってしまっては、あまりにも勿体無い話だと思うから・・・・。
