夕べは、合唱団で指揮をしてもらっている先生のコンサートに、大阪へ行ってきました。
そのコンサートは、予想どおり素晴らしいものでしたが、その行き帰りに見た御堂筋のイルミネーションが余りに美しく、目を奪われました。
「大阪を明るく元気に!」
という掛け声のもと、たくさんの人の寄付によって、淀屋橋から中央大通りまでの1.2キロを、まさに光で埋め尽くそうと大阪の人たちは頑張っておられます。
始まった12日には、そのイルミネーションを見た大阪府知事の橋下さんが余りの感激に目を潤ませ、声を詰まらせている様子がTVで流されていました。
「なんて大げさで涙もろい人なんだ」
と、その時正直言って私は冷笑していました。
男のくせにこんなことで泣くなんて、という気持ちがそこになかったとは言えません。
が、しかし・・・・。
自分がその場に立ってみて初めて、私は橋下さんの涙が理解できました。
「光の列柱」と称して、イチョウの高さを活かして、幹を中心にイルミネーションが施されています。
また、「光のラインマーカー」と称し、グリーンベルト(植樹帯)に光の緑のラインが描かれています。(写真の撮れ具合が良くないので見えにくいですが)
街じゅうがまるで光を帯びた異世界のよう!
すごい迫力でこちらに迫ってきます。
大阪市役所の前のエリアにも、そのイルミネーションは続いていました。
そのさまざまのイルミネーションが、音楽に合わせて色を変えて、何とも言えない美しさで光り輝きます。
『ここはほんとに日本か・・・?』
異国情緒あふれる外国に、まるでドラえもんの「どこでもドア」かなにかで連れてこられた気分。
先生の出られるコンサートが始まる時間が迫っているというのに、その余りの美しさに圧倒され、思わず立ち止まってカメラを構えてしまいました。
が、素人カメラマンの悲しさ、その美しさの万分の一ほども写すことは出来ませんでしたが・・・。
これが大阪の人たちの寄付で実現したというのが、本当に知事はうれしかったのでしょう。
その思いが、ここにやって来てやっと分かりました。
涙がこみあげてきたのも、この場所に立つとすんなりと理解することができました。
押し寄せてくる美しい光の渦、渦・・・。
どこからか流れてくるにぎやかな音楽。
楽しげに笑ってそれを見上げる人々・・・・。
《言葉も無く立ちすくむ》
という表現が、まさにその時の私を表しています。
感動された知事の涙をあざ笑ってしまった自分が、本当に恥ずかしくなりました。
この不況の荒波を、特に関西はもろにかぶって大変なことになっています。
何とかそれを打開するためには、府民みんなの一致団結しかないと知事はつくづく思っておられるのでしょう。
だから、このイルミネーションでまさに「暗い中に灯りがともった」という思いに駆られたのだと思います。
本当に沢山の人々が、これを見るために集まって来ていました。
誰の顔も楽しそうで生き生きし、不況だということをひととき忘れてしまっているみたいでした。
私も思わず笑顔がこぼれて、御堂筋通りのイルミネーションをいっぱい吸い込んで元気をもらって帰ってきました。
私の住む京都にも、「京都花灯路」というイベントがありますが、まだまだこれには敵いません。
大阪に住む人たちを、少しうらやましく思った夜でした。
さて、いつも通り今日も、元気の出る詩を一つご紹介しておきましょう。
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《でんぐりがえり》
ちきゅうは でんぐりがえりが すき
くるんと まわって
「や! おひさま」と
あいさつするのが すき
くるん や! くるん や!
くるん や! くるん や!
でんぐりがえりの うしろに
たくさんの きのうがうまれ
でんぐりがえりの むこうに
たくさんの あしたがならび
その まんなかに
きょうが ひかっている
~工藤直子~
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