今日は、昨日のひどい寒さがやわらいで昼間は暖かい日差しが照り付けました。

いつもは買い物に自転車を使うのですが、今日は久しぶりに歩いて出かけました。

空が真っ青で、とても高くてひこうき雲が浮かんでた。

どうして秋の空はあんなに高く見えるのか不思議だったので、帰って早速調べてみました。


「秋は他の季節よりすっきり晴れ渡ることが多いということ。

(大陸の乾燥した移動性高気圧に覆われやすく、その大陸の新鮮な空気が定期的に移流してくるため)


また、雲が出来ると全体的に高いところに出来るので(実際にはだんだんと低くなって低気圧が来るのですが)空間的に高いと感じるから。」


ということでした。知ってみるとなぁんだ、と言う感じですね。


この季節、金木犀の香りをかぐと思い出す大好きな詩があります。

ご紹介しましょう。


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                 《秋の接吻》


                 ひとを愛して


                 愛したことは忘れてしまった


                 そんな瞳(め)が咲いていた



                 萩の花の白くこぼれる道


                 火山灰の白く降る山の道


                 すすきを分けてきた風が


                 頬をさし出して


                 接吻した


                 ひとを愛して


                 愛したことは忘れてしまった


                         

                          ~滝口雅子詩集『窓ひらく』より~


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初めて読んだのは高校生くらいの頃でしょうか。

なぜかロマンティックに感じて何度も繰り返し読みました。

でも年月が流れたいま、初めてこの詩の本当の深さが理解できた気がします。


次は、最近買った工藤直子さんの『あ・い・た・く・て』という詩集から。

工藤さんの詩の、年齢を超越した自由な躍動が、大好きです♪


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               《秋のまんなかで》

「おおい」と呼んでみる

へんじは ない

もういちど空にむけて「おおい」

ーーーしずかだ


山が祭りのように あかるくなり

生き物は 急ぎあしになり

くさはらに 忘れもののような花が咲き


あ 

むこうから こっちへ

こっちから あっちへ

ああ ああ ああ 行ってしまった


「おおい」

もういちど呼んでみた


日が ふりそそぐばかりであった


                              ~工藤直子~


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まさに今日の空はこんな感じ。

空に向けて「おおい」と呼びたくなるくらい澄んでいました。

少し人恋しくなって、どこか遠くへ出かけてみたくなります。

もちろん、電車に乗ってまだ行ったことのない遠い町へ・・・・・。


うたとともに