ひとが
ひとでなくなるのは
自分を愛することをやめるときだ。
自分を愛することをやめるとき
ひとは
他人を愛することをやめ
世界を見失ってしまう
自分があるとき
他人があり
世界がある。
~吉野弘「奈々子に」より~
この詩の一節を思い出したのは、今日合唱団であまりにも疲れ果てたから。
来月の音楽祭でうたう歌を一人ずつ指導者の前で歌ってみてその判断を仰ぐ、という特訓がありました。
私たち合唱人って、わりと一人で歌うことが不安な人が多いのです。
私も、情けないけれどその一人。
で、歌ってみて気づいたこと。
普段どれだけ回りのみんなに寄りかかっていたかということ。
今更ながらしみじみ気づかされ、自分で自分が本当に情けなくなりました。
みんなと一緒に歌っていると、歌えている気になってるんですね。
でも、一人で歌ってみると思ったほど声が出ていない。
がっかりしました。
あんなに練習したのに!
そんなこんなで自分のことがちょっと嫌いになりかけた帰り道の電車の中で、
ふとこの詩の一節が浮かんできました。
『自分が自分を愛さなくなったら、一体ほかに誰が愛してくれるのだろう。
たとえ家族のあいだでさえ、毎日を誤解の連続で生きているのに。
もっと自分を愛してやらなくては。
ひとでなくなるのは、いやだから。』
家に帰って、さっそく
「ご苦労さん!」
と、自分で自分をほめてやりました。
もう古い自分とはお別れ。
明日からまた、新しい気持ちで自分に感謝して
わたしという自分と二人で、歩いていきましょう♪
