随分前から、建築現場で若手の職人不足についてきになっていました。2004年から中国のローカル工場で特殊建材、特注家具の製造を始めたわけですが、その当時からいわれていました。10年経つとその仕事やる人が一気に減るよ。

そうなんです。職人がいないんです。大きい構造物の場合、構造は、工場で生産しますが、内装の仕上げや店舗の場合は、手作業の仕事が増えます。機械生産で大量にラインで製造できるものでありません。

手作業で、職人が行う仕事になります。
日本では、それができる若い人がいなくなっています。
ですから、今、店舗デザインの世界で、IKEAやニトリの商品を使うのです。

それって、独自性が低いですよね。

店舗オーナーは、特注でいきたいのですが、値段が高すぎて、日本の国産品は、手が出せません。

そうなると、中国や海外のローカル工場で、図面みながら、特注で木工加工品や、特注で、金属加工品を作る以外方法がなくなります。
しかも、日本の図面読めない職人に説明しないといけないので、結構、語学力と、展開図を書いたりする作業、また、細かい打合せが必要になります。

また、ローカルな工場は、国際貿易する知識もないので、すべて、こちらが段取りして、やらないといけません。
お願いね。で、仕事が完了することがないのです。


これ、意外と大変です。僕も、10年やったので、やり方随分理解できましたが、自動的に作ってくれる工場はどこもありません。

だれかやらないといけないという時期に来たのでしょうね。

そう思います。




結 局、今の時代、現場やる人、作る人がいなくなってきています。僕は、10年以上前から、店舗、ホテル、スーパー銭湯の特殊建材、特注建材の制作を中国の工 場でつくっていましたが、そのときおもっていました。みんな付き合っている人は、僕より、20歳以上年上の人ばかりでした。
僕が、42歳になったということは、みんな60歳以上になり、退職時期になっています。
このままいけば、実際に物を作る人がいなくなるでしょう。
だから、この分野をやるしかないのかもしれませんね。これが、ニーズ・・・
しかし、現場仕事、寒くて暑い・・・