娘「母さん、私の目を見て話しを聞いてない」 | 岡山市中区『心と繋がるセラピー』子育て相談、インナーチャイルド療法 / フリースクール『みんなの家』

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そのような思いで立ち上げました。


GWに娘に言われた一言。


「母さん、私の目を見て話しを聞いてない」



娘に はっきりと言われた。



私、自分では子供らの話しを
ちゃんと聞いてるって思っていたし。
感情的に怒ることもなくなったし。
昔より、穏やかに子育てしてる。


以前より「良い母親になれた」って思ってた。

そんな自分の良い母親ぶりに、
自分で酔ってたんだろう。


これって、私の自己満足


不安を抱えて子育てするより、
自信を持って子育てをする方が断然良い。

でも
母親の自己満足のための子育てとなると
子供の気持ちを見落とす。







どんな場面だったかと言うと・・・


家族でご飯を食べていたとき、娘は私にしきりに話しかけていた。
私は、「そうなんだ~」「そっかそっか~」と返事はしていた。
でも
その時の私を具体的に振り返ってみると、、

目線も娘の方ではなく、目の前の焼きそば。
娘の話とは全く違うことを考えていて、
意識も娘へ向いていなかった。

ただ「そうなんだ~」「そっかそっか~」と
言葉だけ発していた。

これでは
「会話」
成り立っていないチーン


こんなことにも気付かずに、私は子供と
「会話してる~」「話し聞いてる~」
て思っていた。恥ずかしい。

きっと、日常的に
「母さん、私の目を見て話しを聞いてない」
って思っていたと思う。



目を合わせて、話しをする。


これ、本当に大事。


目を見て話しをすることで、
子供は母親に受け入れられてるって感じるんだと思う。

目を合わせて会話をすることで、
母親に気持ちを共感してもらって、
母親に気持ちを受け止めてもらって、
「自分は大事にされる存在」
だと認識するんだと思う。


これは人が生きていくのに大切な
自己肯定感

ありのままの自分を受け止めてもらって、
自分を愛することを知る
母親との関わりで、
自分の存在する価値を知る。

自分を受け入れ、認めることができて、
初めて人を認めることができる。



母親に常に
「良い悪い」「できるできない」「優劣」
ジャッジを受けていたら、

子供は何歳になっても、
このジャッジの声が消えることはなく、

無意識に、常に、
自分をジャッジし続ける。


自分のことを
常に責め続けることのなる。
自分自身と
常に戦い続けることになる。

人のことも受け入れるなんかできず、
「敵か味方か」
「上か下か」
そのジャッジを繰り返す。


 母親の都合で、話しを聞いたり、
聞かなかったりすると、子供は混乱する。
母親の都合なんて、思い付かない。
「話しを聞いてもらえない自分は、価値ない」
と、心の奥で、そう感じるようになる。
すると、話しをしなくなる。





目を見て話しをすること

子供にとって
どれだけ必要なのか。



当たり前のことだけど、
以外にできてなかったりすること。

子供には
「ちゃんと話しを聞きなさい!」
「話す人の目を見なさい!」

って言うてるのに、
実はできてないってことがよくある。


特にスマホを見るとき、気を付けよう。
スマホに夢中になって、
子供との会話を何となく。にはしたくない。




今回の娘との会話で、
ーーーーもう一つ、気付いたこと。 ーーーー




母親の自己満足。
これって、私の自己満足
だったってこと



親が不安感を抱えて子供に接するのも、
親の満足感で子供に接するのも、

子供の気持ちを分かってないってとこでは、
結局同じなのかもしれない。



もし、親が
心配事や不安な気持ちを抱えていると、
それは子供に伝わって、
子供も心配性になり、不安を感じて、
生きていくようになる。

もし、そんな不安定で苦しんでるお母さんを、
子供が助けたいと思えば、

生きていく人間関係で
「不安定な人」を選んで、
助けようとする。

もし、
親の満足感で子供に接していたら、
最初は「自分を見てくれてる」って
子供は思うかもしれない。
でも、子供には、
親の満足感でしているのは必ず伝わる。
自分のことを見ていないって伝わる。

子供からすると、
「たとえ気持ちが満たされなくても、
親は自分のためにしてくれている。
だからそれを受け入れるしかない」
と思うかもしれない。

受け入れないと、親を悲しませると感じられ、
罪悪感さえ生まれるかもしれない。

ちゃんと自分を見てほしいと言うことでさえ、
反発するように感じられるかもしれない。


子供は
親を助けるために、
親を満足させるために、
自分を犠牲にする。




この関わりから、一つ越えるために。


「子供がどう感じているか」
子供の気持ちを
客観的に理解することが
大事なこと。



それって、すごく難しい。


親にだって感情がある。
腹もたつ、悲しくもなる、辛くもなる。

そんな感情を自分でコントロールできないし、振り回されてしまって、目の前の子供の気持ちなんて見えなくなってしまう。


それが人間だ!
と言えば、そうだと思う。

そんな自分を変えたい人、変えたくない人、迷う人、色々いるだろう。

それも人間だ。



気持ちを理解するって、
教科書みたいに文章にすると簡単だけど、
実際我が子となると、こんなに難しい人間関係はない。けれど。




子供の言動、行動には、
必ず理由がある。


その理由をジャッジせず聞いていると


必ず理由に伴う
思いや気持ちある。


ジャッジせずに、理由を聞いていくだけでも
子供の思いに寄り添えると思う。


今日は書きながら、チクリと胸が痛いな。