【 母が荒れると、子も荒れる 】 | 岡山市中区『心と繋がるセラピー』子育て相談、インナーチャイルド療法 / フリースクール『みんなの家』

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『みんなの家』が子どもさんにとって、家でもない学校でない第三の居場所として。
自分らしくいられる安心できる小さな社会として。
親御さんにとって、子どもさんとの関係の潤滑油として。
子育ての悩みを共有できる場所として。
そのような思いで立ち上げました。


【母が荒れると、子も荒れる】

息子、小4。
もうすぐ10歳。


私が育児ノイローゼの真っ最中の頃、
4~5歳の息子も、かなり荒れていた。





息子からすると、

・何が原因で、母親が怒り出すか分からないから、常に気を配る
・母親の顔色を見て過ごさないと、生きていけない。
・家の中はサバイバル状態。
・母親を助けないといけない。
・叩かれるの怖いし、痛い。

等々、感じていたかもしれない。



家の中では 本当に「良い


私が
イライラし始めると、黙った

私が
気分が良くても、あまり喋らない

私が
「一貫してない態度で」「単なる気分で」
怒鳴ることへも、忠実に言うことを聞いてくれた。


私が
怒鳴りまくった後、罪悪感と後悔から、
反省を伝えると、いつでもどんなときでも
「良いんよーお母さん大好き」
と言った。


家の中では「良い子」
保育園では「優等生」
私と出かける時だけ「暴れん坊

に変わった。



息子の二面性に、本当に悩んだ。

この二面性に、
「私を困らそうとしてるんだ」
としか思えなくなっていた

一緒にスーパーに出かけると、
暴れる 叫ぶ

友達と公園で遊んでいても、
必ず誰かと取っ組み合いのケンカ

友達と揉めるとき、
必ず先に手が出る
必ず「自分は悪くない」と主張する

かかりつけの小児科受診の時も、
何度言うても診察室内を走り回る、
診察室の上で飛ぶ、
大声で叫ぶ
等の行動が続いて、主治医に発達障害の可能性が高いと言われた。

チック(瞬きや声)
がなかなか治らなかった。







この同時期の私はというと、

娘も産まれ、育児家事、仕事を全力で頑張っていた。


自分の感情《止めどなく沸いてくる怒りや悲しみ》に振り回されながら、しんどいながらも、毎日役割を果たしていた。



ただ両親とのやり取りが、上手くいってなくて、その度私は荒れた。



・実家に遊びに行き、早く帰ろうとすると
怒鳴られる。

・休日は実家と一緒に行動するよう、無言の圧力を感じていた。

・父は、私に甘えなさいと怒る
   母は、私が甘えたい状況だと突き放す


等々、ちょっとしたことが引き金で
私の心は、大暴れ状態。

息子の前で、両親と大喧嘩した時をきっかけに 息子のチックが始まった。





親、子、孫へ感情は 繋がってる

どこかが荒れると、皆連鎖。
反応するガーン

これが世代連鎖なのかと驚くガーン




息子が小児科で発達障害と言われ、結果違ったから良かったとか、そういう話ではない。

愛着に問題があったと私は感じている。


子どもは愛着を土台に成長、発達する

愛着とは、主に乳幼児期の子どもと母親をはじめとする養育者との間で築かれる、心理的な結びつきのこと。


※※一般的に、発達障害と愛着障害は、
よく似ているため混同されやすい※※

要するに、
息子にとって母親である私は、
全く安全な場所ではなかった。

要するに、
私にとって実家は、
全く安全な場所ではなかった。

こんなこと、この状況の時には、人に語れやしない。
本当なら、人に知られず、隠しておきたいこと。




今は、
心を見つめ、色んなことを気付き、手放し
私が楽に生きれるようになったことで、
両親との関係、子供との関係も、すごく落ち着いた照れ


息子は、チックも治り、
家の中では「暴れん坊の甘えん坊」
学校では、友達とうまくやってる様子。



両親との関係は、

両親の発する言葉で、自分自身が左右され
心が浮き沈みすることがなくなった

両親の問題なのか、私の問題なのか、区別をすることができるようになった。

両親に対して、自分の意見を伝えることができるようになった。

両親と私の間に、心地よい距離を持つことができた。


私自身が私という人間を認めることができたからのような気がしている。


今が、
今までの人生で一番楽な状態。

自分が親になって始めて気付
いたこと~

親の犠牲にされた」ではなくて、

親を助けるため、愛してもらうため

自分で選んでいる」ということ。

子供は、どんな状況でも、親の味方で、
自分を押し殺してでも、愛されたいと思っている




幼少期に蓄積された感情は、大人になっも残っている。解消されない限り、ふとしたことが引き金で、噴き出す。


世代連鎖は、断ち切ることができるということ。






もしも、私と同じような境遇にいらっしゃる方がおられるなら…


今の状況は、苦しさしか感じないかもしれないけれど、その中にたくさんの気付きが隠れていることと思います。

この負の世代連鎖を断ち切りたいと思われれば、断ち切ることができると思います。