ラケナリア・クリプランデンシス
春眠暁を覚えず。
春の彼岸が近づくと眠くなる。
気温の上昇と関係があるのでしょうか?
目覚めが悪くなるのではなく、夜の11時を過ぎると急に眠くなる気がします。
ラケナリア・クリプランデンシス(Lachenalia kliprandensis)の花が1週間でほぼ頂上まで咲き上がりました。
今年は例年よりも咲き進む速度が早いですね。
急に春がやって来た印象を強く受けます。
キジカクシ科(ユリ科・ヒアシンス科という説もあり)、南ア原生のケープバルブのひとつです。
15年ほど前には10種ほどのラケナリアを育てていましたが、いまはこの個体を含め4種類ほどに淘汰(?)されました。
スイスの植物学研究家ベルナール・ド・ラシュナル(Werner de Lachenal)に献名されています。
一番大きな花穂の長さが23cm。二番目が17cm。
2008年に初めて花を見た個体なので既に16歳を超えた球根です。
一球しかなかったものが8球まで増えました。
考えようによっては成長が遅く、なかなか分球しない種ともいえるでしょうか。
しっかりとした生育環境を作って上げればもう少し大きく育っていたことでしょう。
どうも私の場合はネリネの育て方に近づいていってしまうようです。
ラケナリアはこまめな手入れをしていないにもかかわらず毎年元気に花を咲かせる丈夫で忍耐強い植物。
まあそういうものしか当家では生き残っていないのですが。
さて毎週のようにしつこくアップしてきたアネモネ・パブニナの八重に変化してしまった個体のその後なのですが、一番花をカットしてから今朝は四番花まで開花しました。
春に開花する植物は、なぜか花の命が短い傾向にある印象なのですが。
そう感じるのは私だけでしょうか。
こちらが「二番花」↑
これが「三番花」↑
そしてこちらは「四番花」↑
奇数の開花に八重咲き性質が強く表れています。
四つめの花は既に八重咲きではなく単なる多弁花に先祖返りしてしまっているように見えます。
突然変異で八重咲きが出現した・・・、春の夢と思いつつこの先の変化を見守りたいと存じます。
なお、開花終了後と次の秋の発芽の際にはジベレリンの散布を実行するつもりです。
こうなったら実験植物として頑張ってもらおうと思う次第です。
春の朝はベッドから起き上がることが辛い季節?
熟睡は良いことなのですが、寝過ごさないようご用心。