アネモネ・パブニナの八重咲き | ようこそ 家づくりの羅針盤

アネモネ・パブニナの八重咲き

 

 

前回(2月23日)のお知らせにて掲載した「アネモネ・パブニナの八重咲きのような変異」についての続報なのですが、その後咲き進むにつれて特徴が判明してまいりましたので画像をアップしておきます。

 

2月20日に開いた花の様子がこちら。↓

 

 

 

 

そして2月27日の朝の様子がこちらの4点の画像です。↓

 

 

 

 

 

 

 

おそらく開花のピークがこの日になるのだと思われます。

 

 

直径は約65mm。

 

 

そして本日3月2日の朝の様子がこちらです。↓

 

 

 

 

いかがでしょうか?

 

まだ蕊が見つかりません。

 

まぎれもない「八重咲き」になったと思います。

 

アネモネの園芸種には八重咲きが存在しますが、原種パブニナとしては大変珍しい変異です。

 

八重咲き変異というのは雄蕊・雌蕊が花弁化してしまう現象。

 

この個体の花も蕊はほぼすべてが弁化してしまったように見えます。

 

 

念のためもう一度アップしておきますが、同一個体の昨春3月25日の花の画像がこちらです。↓

 

 

 

 

アネモネ・パブニナの代表的な一重の花姿ですね。

通常パブニナの花弁数は10枚前後。

この個体は20枚を超える花弁数なのでいわゆる多弁花の素質を持っていました。

八重咲きへと変異することがあるとするならばこういう形質を持った個体なのかもしれません。

 

 

育種家の横山直樹さんのインスタで拝見した記憶があるのですが、何輪か咲いたあとの晩成期にごく稀に八重咲きの変異が出現することがあったようですが、上記の花は今季の一番花です。

今後どのように変化または先祖返りをするのでしょうか?

 

 

ネット上で「アネモネ・パブニナの八重咲き」がどのくらい出現しているのかググってみましたが、事例は見つかりませんでした。

 

 

 

 

ちなみに二番花の蕾も開花間近です。↑

今のところなんとも云えませんが、一重にも八重にも見えます。

 

 

因果関係は定かではありませんが、種無しマスカットを作るために利用されるジベレリンにより八重咲きアネモネ・パブニナができてしまったというお話しでした。

ホルモン剤のひとつであるジベレリンを開花直後のマスカットの幼果に漬けて種子が出来ないように処理する訳ですが、上記のパブニナの花も蕊が弁化しているので同様の現象が起こった可能性があります。

これからこの個体の性質が固定されるのか、単なる変異で終わってしまうのか・・・

しばらくの間は目が離せません。

 

 

こちらもトピックになるほど立派に育ったラケナリア・クリプランデンシスの花穂が隣に居るのですが、影が薄くなってしまった気の毒な存在です。頑張っているのにねえ。↓

 

今日はこのあと2番目の孫のハーフバースデイとひな祭りのセレモニーに行ってまいります。