「ザ・メンタルモデル」 | こころのいばしょ、じぶんのありか。

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いっぽずつ、自分らしく生きていくために。

感じたこと
考えたこと
気づいたこと

すべての自分を認めてあげるために、

その先にある「答え」 にたどり着くために。

由佐美加子さん、天外伺朗さんの著書、

 

「THE MENTAL MODEL(ザ・メンタルモデル)」

 

 

 

 

 

 

題名からして、

 

なんだか堅めな感じがして、

 

(副題も、「痛みの分離から統合へ向かう人の進化のテクノロジー」だし、)

 

 

 

中身の方も、

 

いわゆる、やさしい自己啓発本的な書き方ではないので、

 

(前書きとかは、学術書っぽくも感じるし、)

 

 

ちょっと抵抗がある人も、いるかもしれないけれど、

 

 

 

 

 

「メンタルモデル」という

 

 

著者である由佐美加子さんが開発した考え方を、

 

よくもまあ、

 

一冊の本にまとめたなと思ってしまう、

 

お勧めの本。

 

 

 

 

私が、今、一番気になって、

 

考え方とかを参考にさせてもらっている人は、

 

由佐さんなので、

 

 

 

まわりの人にも、

 

この本を紹介するのだけれど、

 

 

 

以外と、賛否がわかれてしまうのが不思議。

 

 

 

私的には、完璧な考え方、理論だと思うんだけど・・・

 

 

 

 

本の中では、

 

由佐さんのセミナーでの、

 

受講生さんとのやり取りとかを中心に、

 

構成されているので、

 

 

 

その辺りも、ひょっとしたら、

 

うまく内容が伝わらない、

 

なんか読みづらい、

 

って人がいる、理由かもしれない。

 

 

 

 

でも、本当に凄いことが書いてあると、

 

私は思っている。

 

 

 

 

もし、興味を持った人は、

 

youtubeで、由佐さんの実際のセッションを観られるので、是非。

 

 

(こちらは、経営者の方にスポットを当てていますが、セッションを体感するには問題ないと思います。

 

これが無料なのは、これもまた本当に凄いことだと思う)

 

 

 

 

 

 

 

 

この本で書かれている、

 

「メンタルモデル」って考え方は、

 

 

私が心理学とかを学ぶ上で、

 

ずっと知りたかったことを、

 

 

本当に、

 

きれいに、見事に、

 

整理してくれていると思っている。

 

 

 

 

 

 

「居場所がない」

 

 

私が、

 

それこそ幼い頃から、

 

漠然と抱えていた感覚。

 

 

 

でも、なかなか他の人には理解してもらえない感覚。

 

 

 

「考え過ぎだよ」とか、

 

「自分から、もっと積極的になりなよ」とか言われると、

 

返す言葉がないし、

 

 

 

自分でも、そんなことはわかっているつもり、

 

 

だけど、

 

なぜか、思うようにできない、

 

ずっと、私につきまとっていた感覚。

 

 

 

 

少しは話を聴いてくれそうな人がいたとしても、

 

 

「居場所がない」って気持ちを、

 

あんまり、しつこく、アピールしようものなら、

 

 

「これ以上、いったい、どうしてほしいの?」って、

 

怒られてしまうし・・・

 

 

 

そんな私にとって、はじめて、

 

なかなか他人からは、わかってもらえなかった、

 

この「居場所がない」って感覚を、

 

明確に取り扱ってくれた本だと、

 

思っている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この本について、とっつきにくい箇所が、

 

他にも、もし、あるとするなら、

 

 

 

人には、生きる上で、

 

もともと決めてきた人生の課題がある。

 

 

 

人は誰もが、

 

この世界に対してしてあげたい「願い」を抱えて、

 

この世に生まれてくる。

 

 

というところかな、と思う。

 

 

 

 

 

この辺りを、

 

科学的に説明することは難しいし、

 

 

どうしても、

 

スピリチュアル寄りな感じになってしまうんだけど、

 

 

 

私自身は、この考え方に抵抗がないというか、

 

これを知ったおかげで、だいぶ楽になった。

 

 

 

 

そして、

 

まだまだ、これからも、

 

 

人生の中で、

 

自分の命が抱えてきた使命「願い」を明確にしていきたい、

 

というか、

 

死ぬまでには、もっと、もっと、

 

はっきりと、つかみたいと思っている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この本の副題にもなっている、

 

「分離」から「統合」へ。

 

 

 

それは、

 

 

生きづらさを感じる、

 

自分を見失った生き方から、

 

 

ずっと抱えてきた願いを思い出し、

 

本来の自分に還っていくことだと思う。

 

 

 

 

 

「居場所がない」

 

 

ときに、無意識に、

 

ときに、嫌になるぐらいの実感として、

 

 

いつも、私につきまとっていた感覚は、

 

 

 

 

どうにかして排除するものでもなく、

 

他人に認められる形として克服するものでもなく、

 

 

 

自分の内側にある感情として、

 

自分が心の奥で望んでいるように、

 

 

真正面から感じきってあげる必要が、

 

あったのだと思う。

 

 

 

 

中途半端に、

 

頭で考えようとするから、

 

 

いつまでも、

 

消化されず、

 

 

不完全燃焼になって、

 

くすぶり続ける。

 

 

 

 

 

 

望まないはずの不本意な出来事に対して起こる、

 

決して味わいたくないはずの、

 

不快な感情。

 

 

 

 

その避けたい感情こそが、実は、

 

自分にとって譲れない願いのありかを、

 

伝えてくれているのなら。

 

 

 


今、どうしても、生きにくいのは、

 

心の奥にある願いに、まだ、

 

気づいていないからだとしたら。

 

 

 

 

 

それまでの、

 

苦しかった自分の生き方、

 

生きづらさも、

 

 

絶対的に悪いもの、

 

それこそ、

 

黒歴史として扱うのではなく、

 

 

 

その体験すら、

 

認めたくない自分の姿すら、

 

 

「ある」ことを受け入れていくことで、

 

深く、自分を知ることができる。

 

 

 

 

 

メンタルモデルの中では、

 

人を、それぞれ、

 

4つのモデルに分類するのだけれど、

(因みに私は、欠損欠陥モデルの回避型だと思っている)

 

 

 

そうやって、一度、

 

人を分類してみるのも、

 

 

自分の本当の願いを思い出すための、

 

手助けの一つでしかない。

 

 

 

 

偏っているようにしか見えない、

 

歪んでしまったと思い込んだ、

 

見たくもない自分の姿。

 

 

 

 

ずっと目を背けてきた生き方の、その奥に、

 

 

そんな生き方を体験してきたからこそ、

 

はじめて認識することができる、

 

 

本当に自分が願っている世界が、

 

あるのだとしたら。

 

 

 

 

自分の感情を、

 

感じている感覚を、

 

 

自分のものとして受けとめて、

 

 

伝えてくれるメッセージを受け取り、

 

 

自分の生き方を通じて表現することで、

 

 

自分の本当に望む世界をつくっていくことが、

 

 

 

人が、人生の中で成し遂げたい、

 

決して譲ることのできない、願いなのかもしれない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

座間カウンセリングスペースArrive

岩佐利彦

 

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