こたか。「ちょっと太極拳をやってみようかと思ってるんだ」
黒「また唐突ですわね」
こたか。「別に唐突でもないよ。初めて興味を持ったのは『まほろまてぃっく』で主人公達が祖父と一緒に太極拳やってるシーンを見たときだし、『ツマヌダ格闘街』ってまんがには主人公のライバルとして太極拳の使い手が登場するから、それを読んでた当時は教室とかに通おうとしたこともあった」
黒「でも通いはしませんでしたわよね?」
こたか。「そうなんだよ。開講時期はまだ先だとか、定員が埋まってるとか言われたりしたし、仕事の都合上毎週通える訳じゃないのも障害になってね」
黒「なのに何で今またやろうと?」
こたか。「最近またメンタルをやられてしまってね。心身を健康に保つ為に何か新しいことをしたくなったんだよ。で、瞑想とか禅につながる何かを持つ太極拳ならそれに最適なんじゃないかとスクールを探してたら、全日本柔拳連盟
ってところを見つけてさ。ここは渋谷に本部があって、そこでは毎日のように教室が開催されてて、入会随時・フリーチケット制で通いやすそうだと思ってね」
黒「はあ、そんなところがあったんですか。渋谷なら電車一本で行けなくもないですわね」
こたか。「本当にね。前は神奈川県内でって思ったから見つからなかったのかも。東京神奈川で検索したらあっさりと見つかったよ。とりあえず今夜体験受講をして、それで問題なければ水曜日からちょこちょこと通おうかと思ってるわ」
黒「でもジオなら八極拳の使い手ですし、ベッキーもああ見えて武芸百般ですし、わざわざ通わずとも彼らに習えばいいのでは?」
こたか。「嫌だよ!あいつら加減を知らないから!鬼殺隊の柱稽古
よりキツいことを平気でやらそうとするし!」
黒「柱稽古よりも!?」