黒「…いえ、いきなり『ロスタム戦記』って言われても知らないんですが?」
こたか。「以前、二次作品投稿サイトのハーメルンってとこに連載されてた『アルスラーン戦記』の二次作品なんだよ」
黒「はあ、そうなんですか。どんなものだったんですか?」
こたか。「『アルスラーン戦記』の読者だった現代人があの物語の世界に転生し、諸侯の一人息子で、ダリューン程じゃないけど豪勇の剣士としてルシタニアやザッハーク一党と戦っていく話だね。彼は何処ぞから曰くありげな大剣を手に入れていて、それがキーアイテムになっていくんじゃないかと思われていたよ」
黒「思われていた、とは?」
こたか。「残念ながらこの作品は未完でね。シンドゥラ遠征の途中で更新が止まってしまって、続きが読めないんだ」
こたか。「あら、残念ですわね。でも、貴方にとってそんのに大切な作品だったのですか?」
こたか。「うん、結構影響を受けたからね。パリザード、レイラ、フィトナと言ったアンドラゴラスの娘疑惑のある三人娘がこの作品の中で主人公の仲間として早くから登場してたのをみて、『ラジェンドラ戦記』でもパクっ…、いやインスパイアされて取り入れたし」
黒「今、パクったと?」
こたか。「いやいや、インスパイアだよ、インスパイア。それに、この作品中でバフマンとアルスラーンが固い絆を結ぶ展開に感動して、自分も負けない様にしないとと闘志を掻き立てられたりしたし。その結果、バフマンはヒルメスと師弟関係だったなと思い出してあんな展開にしたんだよね。あと、この作品では主人公が大人なせいかアルスラーンの甘さについていけないものを感じて、ヒルメスに近づこうとしたりしたのにはムカついて、だったら僕の作品では絶対アルスラーンの立場に寄り添おう。そしてヒルメスは絶対にあそこで殺すとも固く決心したね!」
黒「そんな裏話が…。でも何でさらばなんですか?」
こたか。「リライトに行き詰まってるから気分転換に久々に読んでみようとしたら消えていてね。ググっても影も形もないんだわ」
黒「あらら…」
こたか。「もしかしたら古いスマホにダウンロードしたのが残ってるかもしれないから探してはみるけどね…」
黒「いいからリライトを進めてくださいまし!」