ある時、小説家になろう発の架空歴史小説『淡海乃海 水面が揺れる時』が舞台化されると聞きました。この作品を、書籍化やコミック化がされる前から愛読しており、別のペンネームで執筆されていた銀河英雄伝説の二次創作までも読み込んで来た自分はいち早く一番高い最前列の席を予約し、いそいそと観に出掛けました。


劇場に着いてみると何とド真ん中のめっちゃいい席な事に驚きましたが、更に驚いたのは周囲の席が若い女性ばかりだと言う事。そう言うファン層だっけ?それともみんな歴女なのか?と最初は思いましたが、舞台が始まって謎が解けました。何とこの舞台はコミック版の世界から飛び出して来たかのようなイケメンやイケオジな俳優達が歌って踊る2.5次元舞台劇だったのだ。


え、何で?何でこの作品がそんな風に取り上げられるの?訳が判らないよ?とも思いましたが、どうやらその理由はコミック版にあるようだった。


コミカライズを担当されているのは、少女まんが雑誌を中心に歴史ものを多く描いてきた画力の高い方なのだけど、絵が上手過ぎてかなりどうでもいいキャラまでやたらとカッコよく描いてらっしゃるのだ。主人公の御小姓然り、バカ殿足利義藤然り、主人公の嫁の元夫浅井長政然り、エトセトラエトセトラ…。


なので、舞台はコミック版のビジュアルイメージに忠実に、或いは無駄に美化したキャスティングになっていたのだ。耽美とまで言える次元にまで。


…いや、僕は男だしさ、そう言うのを求めてたんじゃ無いんだけど?史実を改変してるだけに到底大河ドラマで取り上げられる事は無いこの作品を人が演じる機会が生まれたことが嬉しくてそれで劇場に駆け付けたんだけど?


出来はどうだったかって?その後この舞台はDVD↓



でも発売されたけど、僕は付録のSS(ショートストーリー)小冊子に釣られて買ったものの、ちゃんと最後までこのDVDを観たのは1回か2回か、ちょっと記憶が定かじゃない。それで答えになるだろうか。


舞台関係者に物申したい。

安易な2.5次元化はやめて〜(T△T)!



思ってたのと違ったこと

 

 

 

 

 

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